ウナギ味のナマズとシカ&イノシシのジビエ料理はいずれ家庭の食卓に乗るかも!?ガイアの夜明け「食卓の常識を変える”新食材”」
2016年8月2日(火)放送のガイアの夜明け「食卓の常識を変える”新食材”」では、近畿大学が開発に成功した「ウナギ味のナマズ」と、長野のフランス料理店の藤木シェフが取り組むシカ肉やイノシシ肉を使った「ジビエ料理」と言う新たな国産の食材が取り上げられていました。
ニホンウナギが絶滅危惧種に指定されたこともあり、「土用の丑の日」の食べ物として日本人になじみ深い食材ですが、価格高騰が続くことで庶民には手が届かない高級品になりつつある食材。それがウナギです。
そこで高級魚「クロマグロ」の完全養殖を成功させた近畿大学では、ウナギに変わる新たな魚を開発。それが今回のガイアの夜明けでも紹介されていた近大の「ウナギ味のなまず」です。
近畿大学でウナギ味のなまずの開発に取り組んでいる有路昌彦教授は、良質な脂を与え、綺麗な水で育てる事でなまずをウナギの味に近づけていくことに成功されます。
ウナギ味のナマズは、LCCのピーチ機内でお弁当として一般販売も開始されています。ただ2016年6月下旬に鹿児島を襲った記録的な豪雨の影響で、養殖していたナマズは大量に死亡。10万匹出荷の予定のところ、実際には目標の4分の1の2万5千匹しか出荷できなかったそうです。来年以降に期待できる新食材ですね。
農作物を食い荒らすシカやイノシシといった害獣を食材として活用しようと取り組まれているのが、長野県のフランス料理店のオーナーシェフ藤木徳彦さんです。国内の鹿や猪の肉を「ジビエ料理」に生まれ変わらせることで、漁師による害獣の捕獲増と農作物の被害減少につなげています。
藤木シェフは2016年2月に名鉄レストランとの商談に成功、愛知県にある東名高速の上郷サービスエリア(上り)でシカ肉を使ったキーマカレーやすき煮丼といった低価格なジビエ料理として販売され人気を博したそうです。
一見馴染みの無い食材であっても、先入観を捨てて食べてみることで思わぬ味の出会いがありそうです。今回のガイアの夜明けで紹介されていた近大のウナギ味のナマズと、シカ肉やイノシシ肉を使ったジビエ料理はいつか当ブログ管理人KENも食べてみようと思います。