かつお節と豆乳が日本のだし文化を広める!ガイアの夜明け「ニッポンの〝味〟で世界の食を変える!」

世界無形文化遺産に登録された『和食』の基礎となるのが、”だし”や“調味料”です。2016年10月4日(火)放送のガイアの夜明け「ニッポンの〝味〟で世界の食を変える!」では、「鰹節」や「大豆」といった日本に古くから伝わる伝統的な素材を使い、世界へと打って出て企業の取り組みが紹介されました。

鹿児島・枕崎市はかつお節の全国生産量シェア4割を占める日本一の鰹節生産地です。しかし食の多様化が進むなかで年々生産量も下がり、最盛期には150軒以上あったかつお節の生産工場も今では3分の1の48軒にまで激減してしまっています。

そんな苦境を打開するため、枕崎の鰹節生産者ら10社がタッグを組み枕崎フランス鰹節社を設立。EUの規制で鰹節は日本から輸入できないため、フランス・コンカルノーに鰹節工場を設立し、そこからヨーロッパ各地に出荷するプロジェクトを進めています。

日本で試行錯誤したかいもあって、枕崎フランス鰹節社は淡い茶色が再現できた鰹節をフランスの工場でも生産する事に成功しました。フランスの一流シェフに鰹節をふるまい認められたことで、今後ヨーロッパ各地のレストランに日本製のかつお節が広まって行きそうです。

ガイアの夜明け後半に紹介されていたのが、チョコレート油脂や大豆食品の製造・販売を行う不二製油が新たに開発した「豆乳クリーム」と「低脂肪豆乳」です。不二精油は豆乳を分離させる技術を世界で初めて確立し、今では3つ星料亭の菊乃井をはじめ多くの名店で使われています。

不二製油社では世界市場での販売を増やすため、新しい豆乳を使って開発した加工品「豆乳チーズ」を生み出すことに成功。ヨーロッパでイミテーションチーズ市場がベジタリアンの間で急拡大していることを受け、ピザと相性の良いとろける豆乳チーズで海外市場に攻勢をかけています。

枕崎フランス鰹節社のかつお節に、不二製油社の豆乳チーズ。どちらも日本の伝統食品であり、健康志向が進む海外で今後より人気が高まる素材だと思います。今後の海外展開に期待大です。

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