レオン自動機の田代康憲社長が登場!カンブリア宮殿「世界の食を支える… なんでも“包む”魔法の機械!」放送動画の感想

博多の人気土産「博多通りもん」やロッテの「雪見だいふく」など、食品を包む機械を世界で初めて生み出した会社が栃木県宇都宮市にあるレオン自動機株式会社(東証1部上場、証券コード:6272、株主優待なし)です。包あん機業界では国内シェア9割の3万台が稼動している、売り上げ230億円の日本トップメーカーです。

2016年3月17日(木)放送のカンブリア宮殿「世界の食を支える… なんでも“包む”魔法の機械!」には、創業者・林虎彦の愛弟子でもあるレオン自動機の田代康憲(たしろ・やすのり)社長が登場され、主力機械シリーズ「火星人」について語られていました。

レオン自動機の包あん機“火星人”は、まんじゅうや中華まんなどはもちろん、いちご大福や、中にチーズが入ったハンバーグなど、なんでも包めるのが特徴です。機械を作る過程では社員が自分たちで材料からその食品を作り確認しているため、細かい部分もしっかりと包あん機に反映されています。

包あん機を発明したのは、現名誉会長の創業者、林虎彦氏です。台湾で5人兄弟の末っ子に生まれた林虎彦氏は、結核や戦争で家族を失い、創業した和菓子店の倒産という苦難の道のりを歩むものの、独学の末1963年に世界初の包あん機を完成させます。

そんな林虎彦氏から開発者魂を継承されたのが、愛弟子である現社長の田代康憲氏です。包あん機が効率よく生地とあんを包めるシャッター式の仕組みを開発し、1987年に「火星人」の1号機誕生につなげます。

シャッター方式の火星人の誕生によってガストのチーズインハンバーグなど、くっつきやすい食材を使った人気メニューも生まれています。また世界初のクロワッサン製造機も、林虎彦氏と田代康憲氏の師弟コンビが誕生させた商品です。

海外売上比率40%という世界的企業に成長したレオン自動機には、中国の中華まん大手からオーストラリアのパン職人まで、世界各国からお客さんが連日訪問しています。買うと決めていない客にも懇切丁寧に説明をし、数日にわたって試作・試食を重ねるなど徹底的に寄り添うことで顧客満足度向上につなげています。

またレオン自動機では国内の菓子職人に対して毎月お菓子講習会を開いており、レオンの機械を使ってどうすれば流行しているお菓子をつくることができるか、レシピまで教えています。ここまで徹底するからこそ、国内外の客に評価されているのでしょう。

株主優待こそありませんが、株価は2013年後半から3倍以上に伸びており、配当利回りも2016年4月1日現在で3.0%近くあります。最低購入代金も10万円未満ですので、さらなる海外展開に期待ができるようであれば投資してみようと思います。

スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です