ダイヤモンド・ファウンドリーやデ・ビアス、鄭州華晶金剛石などが進出する合成ダイヤモンド市場、未来世紀ジパング「中国も参戦!合成ダイヤの衝撃」

2019年2月13日(水)放送の未来世紀ジパング「中国も参戦!合成ダイヤの衝撃」は、今後のダイヤモンド市場の激変を予感させる内容でした。希少性の高い天然ダイヤモンドと量産可能な合成ダイヤモンド、見栄えが同じで価格が3分の1ということもあり、合成ダイヤは真珠のように世界市場に広がる可能性を強く感じます。

世界各国から900社以上も出展する香港国際ジュエリーショーには、当然ダイヤモンドもありとあらゆる種類が並びます。番組によるとそんな権威ある国際ジュエリーショーで話題に上っていたのが、合成ダイヤモンドのブースだったとのこと。

ダイヤモンドはこれまで全て人の手で鉱山から掘り出されるものでした。その世界市場規模はおよそ9兆円にもなります。そんな富の象徴とも言えるダイヤ市場を揺るがしているのが、今回の未来世紀ジパングのテーマでもある合成ダイヤの存在です。

天然ダイヤと変わらぬ品質を持つ合成ダイヤの製造技術が確立され、アメリカ・シリコンバレーにあるダイヤモンド・ファウンドリー社等によって量産も始まっています。

まさに現代の錬金術とも言える合成ダイヤモンドですが、ダイヤモンド・ファウンドリー社の社長は、合成ダイヤは天然ダイヤが抱える鉱山の劣悪な労働環境や環境破壊、紛争問題といったネガティブな要素が無いため、社会的な意義もあると話しています。

東京・池袋の東武百貨店でも、2018年11月からダイヤモンド・ファウンドリー社の合成ダイヤモンド“ラボグロウンダイヤモンド”の販売を始めています。ネット通販でも楽天市場などで合成ダイヤモンドの購入が可能です。

ダイヤ関連業者が約2,400社も集まり、世界で採れるダイヤ原石の約8割が経由する、年間取引額約5兆円のまさに天然ダイヤモンドの聖地とも言えるベルギーのアントワープ。この街にも最近、合成ダイヤは持ち込まれ始めているとのこと。

イギリス・ロンドンにある世界最大の天然ダイヤ企業の最大手、デ・ビアス社も合成ダイヤ市場にいち早く参入を果たしています。そして当然、中国も合成ダイヤ市場に進出しています。

産業用合成ダイヤで世界市場の9割を握る中国では、その技術を生かして2014年には宝飾用の合成ダイヤ生産も開始しています。番組でも中国の合成ダイヤ大手・鄭州華晶金剛石の巨大工場を紹介していました。

合成ダイヤモンドは天然ダイヤモンドと見栄えが同じで、価格が約3分の1ということもあり、今後まずはエシカル消費を重要視する消費者に受け入れられていきそうです。ネット通販でも購入できるので、興味ある方はチェックされてみてください。

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