日本の起業家を増やせるか!?カンブリア宮殿「やっちゃえ起業!なっちゃえ社長!目指せ100億円スペシャル」視聴レビュー
2013年10月24日(木)放送のカンブリア宮殿「やっちゃえ起業!なっちゃえ社長!目指せ100億円スペシャル」を視聴しましたので、ブログに視聴レビュー記事を残しておきます。起業をテーマにした特集回で、株式会社トレジャー・ファクトリーの野坂英吾社長とビーサイズ株式会社の八木啓太代表の2名が登場していました。
年商80億円のトレジャーファクトリーは、関東を中心にリサイクルショップを60店舗以上展開しているマザーズ上場企業です(証券コード:3093)。リサイクルショップとしては珍しい、仕入れ値と売値、そして販売までの期間をバーコードで管理することで、他社よりも高値で中古品を買い取れる仕組みになっているのが特徴です。
野坂社長がリサイクルショップの起業を思い立ったのは今から15年前、まだ大学3年生の時だったそうです。当時アルバイトをしていた大手量販店で古い商品の廃棄を目にし続けていた野坂社長は、都圏のリサイクルショップ50ヵ所を訪れ調査し、きれいで明瞭なリサイクルショップの可能性にたどり着き企業したとのこと。その先見の明が、今の快進撃につながっています。
小田原にあるBSIZE(ビーサイズ)は、「ひとり家電メーカー」として知られる有名企業です。当ブログ管理人の自営業者KENもビーサイズの事は知っていました。パイプ1本を曲げて作られたデスクライト「STROKE(ストローク)」は、約4万円という高価格にも関わらず1年半で1500台以上を売り上げるヒット商品になったそうです。またその斬新なデザインはグッドデザイン賞も受賞しています。
八木代表は高校生の頃に出会ったアップルのパソコン「iMac」に触発され、ジョブズのように「カッコいい電子機器をいつか自分の手で」と考え、ビーサイズの起業に至ったとのこと。その原動力となったのがスティーブ・ジョブズの名言、「もし今日が自分の人生最後の日だしたら、今日やる予定のことは私は本当にやりたいことだろうか?」だったそうです。
村上龍氏の編集後記で知ったのですが、エバーノート社のフィル・リービンは「お金が欲しい、偉くなりたい、自由が欲しい、そんな理由だったら起業すべきではない、起業の唯一の正統な動機は“世界を変えたい”かどうか」と話したそうです。こうした熱い考え、管理人KENは大好きです。自分も起業家の1人として、今回のカンブリア宮殿には勇気をもらいました。