シューイチやスマセル、ビームスクチュールが衣類ロスを減らす!ガイアの夜明け「余った服で福が来る!」
大阪府大阪市西区に本社を置く法人在庫処分に特化した在庫買取業者「株式会社Shoichi(ショーイチ)」は現在、約600のアパレルメーカーと取引し、年間500万着もの新品なのに捨てられる服を買い取っているとのこと。
そしてショーイチが運営する自社店舗や通販サイト「ラブファッションアウトレット」でタグ部分が切られた状態で新品のブランドファッションアイテムが販売されています。消費者にとってはお得なネットショップと言えます。
2018年7月24日(火)放送のガイアの夜明け「余った服で福が来る!」では、最終的には処分される余った服を様々な形で世に出し、再び「服」として宝に変えようと奮闘するシューイチやスマセル、ビームスクチュールの取り組みが紹介された回でした。
アパレルメーカーの頭を悩ませる余った服。安く販売しようとするつとブランドの毀損にもつながってしまうリスクがあります。結果、焼却や埋め立てといった手段をとる企業もあるそうです。
そんなアパレル業界の現状に疑問を抱き、業界を変えるべく奮闘しているベンチャー企業が福屋剛社長が率いるウィファブリック社です。企業間で在庫を売買できる繊維・ファッション業界のフリマサイト「SMASELL(スマセル)」を運営しています。
在庫を処分したい企業と、買いたい企業をマッチングするためのフリーマーケットサイトのスマセルの反響は大きく、服を売りたいというアパレル業者などの登録が150社を超えているそうです。
ただマッチングするだけでなく、販路や販売条件など売り手側が条件を付けられるのが人気の秘訣とのこと。東南アジアのインドネシアで海外販路開拓を進めるなど、スマセルでは買い手の拡大に向けた施策も積極的に展開しています。
倉庫に眠ったままの服を活用したビームスクチュール
衣料品や雑貨を販売するセレクトショップのビームスが2017年10月に立ち上げた新ブランド、それが倉庫に眠ったままの服を活用した「ビームスクチュール」です。
ビームスクチュールでは倉庫で眠ったままの服に刺繍などの手仕事を加え、新たに1点モノの服として生まれ変わらせています。若い女性を中心に人気が高まっており、ビームスとしても今後さらに力を入れて行く予定だそうです。
イタリア発祥のスポーツブランド「FILA(フィラ)」とも組み、世に出ることのなかったフィラのサンプル品を使った新しい服の制作も今後進めていくとのこと。他の人が着ていない、1点ものの商品を手に入れられる機会も増えていますね。
ショーイチのネット通販サイト「ラブファッションアウトレット」やウィファブリックのフリマサイト「SMASELL(スマセル)」、そしてビームス社の「ビームスクチュール」と、衣類ロスを減らす新サービスの今後に期待したいと思います。