て築地魚河岸やいなせりに期待!ガイアの夜明けスペシャル「密着!「築地」7ヵ月 ~移転問題…そして新たな挑戦~」

放送から1か月以上経過してしまいましたが、2016年12月20日(火)放送のガイアの夜明けスペシャル「密着!「築地」7ヵ月 ~移転問題…そして新たな挑戦~」を遅ればせながら視聴したので視聴レビュー記事を記しておきたいと思います。

海産物だけでも1日17億円が取引される世界最大級の魚市場「築地市場」。2016年11月7日に豊洲への移転が決まっていましたが、小池都知事が安全性に問題があるとして移転延期を決定したことで事態は急転、2017年に入っても未だどうなるか予想できない状況が続いています。

豊洲新市場への移転に向けて億単位の投資をしてきた築地最大の仲卸業者「山治」の山崎社長も豊洲移転問題で悩まされている方の1人として番組で紹介されていました。築地に豊洲、さらに築地魚河岸でも家賃などの経費が発生するとなれば死活問題ですから、怒りを抱えられるにも当然のことだと思います。

豊洲市場移転を機に廃業を決めていたエビ専門の仲卸「徳永水産」もいつまで店を続けるべきか悩まれており、豊洲移転で事業拡大を狙っていた食肉卸の会社「プレコフーズ」も築地市場近くに新たな加工場確保に動くなど豊洲移転問題は仲卸業者に想像以上の大きな影響を与えているようです。

ちなみにプレコフーズと言えば、2015年7月16日(木)放送のカンブリア宮殿「町の飲食店の味と人情を支える 知られざる食品集団!」で街の個人飲食店を支える急成長中の食品卸として取り上げられていた会社です。

築地魚河岸やいなせりが今後さらに注目されるはず

築地市場移転後も築地の活気とにぎわいを将来に向けて継承するため、中央区が設置した仲卸を経営母体とした小売り店約60軒が入居する生鮮市場「築地魚河岸」は2016年11月19日にオープンしました。

当初は閑散としていた築地魚河岸ですが、一般客も入ってお買い物ができる施設と言うこともあって1か月もした頃からは人で埋め尽くされるほどのにぎわいになっているそうです。

築地の仲卸業者が加盟する東卸協同組合が、減少を続けている築地の売上拡大の策としてIT企業「日本エンタープライズ」と手を組んで始めたのが新規プロジェクト「いなせり」です。

仕組みは仲卸が売りたい魚介類を「いなせり」のサイトに出店し、料理人がサイトを通じて購入できるというネット通販サービスです。築地の仲卸業者はこれまで市場での対面販売が中心でしたが、いなせりを活用することで販路拡大が狙えるととくに中小の仲卸業者が期待を寄せています。

2016年12月5日にスタートした「いなせり」ですが、こちらも築地魚河岸と同じく活況のようです。豊洲への移転延期によって築地の仲卸業者は苦労の日々を過ごしている事と思いますが、どの場所になっても人・物・金が集まる良い市場を作って頂きたいと思います。

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