ネット通販も生き残る道として有効だと思います>カンブリア宮殿「新春拡大スペシャル 百貨店は、まだ死なない!」

百貨店の初売りと言えば、なんといっても福袋ですね。当ブログ管理人KENも2017年のお正月に百貨店でファッション福袋を購入しました。グルメやドリンクの福袋も今度購入してみたいと思います。

今回のカンブリア宮殿の最後に紹介されていた熊本発の人気のお菓子「風雅巻き」はネット通販でもお取り寄せ購入が可能です。国内は送料無料、さらに海外発送もありますので、風雅巻きにご興味持たれた方は下記の楽天市場をチェックしてみて下さい

2017年1月5日(木)放送のカンブリア宮殿「新春拡大スペシャル 百貨店は、まだ死なない!」は、大丸を運営するJ.フロントリテイリングの山本良一(やまもと・りょういち)社長と、熊本郷土のデパート「鶴屋百貨店」の久我彰登(くが・あきと)社長が登場され、好業績の秘訣についてお話された回でした。

大丸や松坂屋といった百貨店、ファッションビルの「パルコ」などを傘下に持つのが持株会社のJ.フロント リテイリング株式会社(東証1部上場、証券コード:3086、株主優待としてお買い物ご優待カードあり)。

JR東京駅に隣接した大丸東京店は1階がスイーツなどの食品、2階が化粧品売り場という他にはない構造の百貨店です。ファストファッションのZARAや東急ハンズなど、百貨店らしからぬテナントも誘致して新たな客層の開拓に成功しているのが特徴です。

大丸東京の来客数は年3,700万人と、あのディズニーランドとシーを合わせた客数よりも多い大人気の百貨店です。大丸東京のデパ地下で売られているお弁当は有名店や人気店の限定弁当がずらりと揃っていて、見て歩くだけでも楽しめます。

百貨店の常識を壊し、大丸改革を実現させたのが今回のカンブリア宮殿に登場されたJ.フロント リテイリング株式会社の山本良一社長です。山本社長は膨大な社員を売り場に立たせていた販売モデルを変え、従来の半数の社員でもサービスの質を落とさない新たな百貨店モデルを作り上げることに成功されます。

ハンカチ売り場のスタッフを靴売り場に配置し直すという人員配置改革は、言われてみるとなるほどと思う改革ですが、百貨店の中にいるとなかなか気づきにくい部分なのかもしれません。

J.フロント リテイリング社が2017年4月20日に銀座6丁目にオープンする大規模複合施設、それが「ギンザシックス」です。オフィス、能楽堂、屋上庭園や観光機能のほか、約240の世界のブランドが入居する予定です。今から開店が楽しみな商業施設です。

番組後半に紹介されたのが、熊本の鶴屋百貨店です。巨大な郊外型ショッピングモールの攻勢によって客を奪われ、衰退の一途をたどる地方都市の百貨店業界にあって、1年で売り上げを20億円も増やし年商576億円(2016年2月期)にまで成長している稀有な地方百貨店です。

鶴屋百貨店を率いるのが久我彰登社長です。無料のコンシェルジュサービスやキッズスペース、奥さんの買い物を待つ旦那さんのためのゆとりスペースなど、徹底的に地元民に密着し尽くしぬく戦略をとってきたことで売り上げと人気を高め続けています。

ピーク時の9兆円から6兆円にまで売り上げを減らしている日本の百貨店業界。カンブリアで宮殿では大丸、松阪屋、鶴屋百貨店の取り組みが紹介されていましたが、個人的にはネット通販も百貨店の成長の鍵になると思います。

百貨店が強みを持つ「福袋」や「おせち」もオンラインで購入する人が増えていますし、百貨店のファンが風雅巻きのような好きな商品をパソコンやスマホ、タブレット等から購入する比率も今後高まってくるはず。ネット通販への取り組みが、百貨店の明暗をさらに分けることになるでしょう。

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