シャボン玉石けんや多機能フィルター、FOMM(フォム)の技術に期待!未来世紀ジパング「世界の異常気象と戦う!ニッポンの技術」

地球温暖化の影響もあり、世界中で異常気象による大災害が頻発しています。2017年1月9日(月)放送の未来世紀ジパング「世界の異常気象と戦う!ニッポンの技術」は、異常気象ではなく極端気象とまで呼ばれるようになっている世界の異常気象の現状と、日本の中小企業の対災害技術を取り上げた回でした。

インドネシアの伝統農業“焼き畑”によって、土の中が燃えるという特殊な火事「泥炭火災」が深刻化しています。さらに、煙による大気汚染によって少なくとも20万人以上がインドネシアで命を落としているそうです。

消しても消しても燃え続けるこのやっかいな泥炭火災への対策として、福岡県北九州市にあるシャボン玉石けん株式会社は石鹸の泡で消す消火剤をインドネシアに売り込みます。日本の消火剤の技術がインドネシアの火事を減らすことにつながれば、これは大変素晴らしい事だと思います。

インドネシアのバリ島で「女神が住む聖なる湖」と呼ばれ世界遺産バトゥール湖も危機に瀕しています。バトゥール山からの地滑りの土砂によって、バトゥール湖の水深が年々浅くなっているそうです。地元住民もバトゥール湖の水利用が規制されています。

そこで、山口県のベンチャー、多機能フィルター社が開発した地すべりを防ぐシートをバトゥール山の斜面に設置。シートを敷いた斜面は地すべりが起こらず、さらに保水効果のあるシートを敷いた場所には多くの植物が育っています。多機能フィルター社のシート採用が進めば地すべり問題も解決に近づくはずです。

番組後半、2011年の大洪水で壊滅的な被害を受けたタイで躍進する、日本のFOMM(フォム)社が手掛けるスーパー電気自動車「コンセプトワン」が取り上げられました。コンセプトワン最大の特徴、それは水上を走ることができるという点です。

フォム・コンセプトワンの価格は115万円を予定しているそうです。これは洪水に悩まされるタイはもちろん、それ以外の東南アジアの国々でも人気になりそうですね。

未来世紀ジパングの公式サイトでは、今回の異常気象を取り上げた回の関連特別動画が公開されています。インドネシアの異常気象に立ち向かう日本の大企業として、離れた場所からでも安全に観測できるスマホ用の水位測定アプリを開発した富士通が紹介されています。興味ある方はWEB限定動画をご覧ください(⇒未来世紀ジパングWEB限定動画はこちら)。

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