トイレ革命や健康ブームに沸く中国、未来世紀ジパング「激変!中国拡大スペシャル『日中友好ムードは本当か?』 ~スタジオを飛び出し沸騰現場へ~」

2018年最後の放送となった2018年12月12日(水)の未来世紀ジパングは通常の1.5倍の拡大版、「激変!中国拡大スペシャル『日中友好ムードは本当か?』 ~スタジオを飛び出し沸騰現場へ~」でした。2018年を象徴する日中関係激変の現場を、出演者がスタジオを飛び出しトイレ革命や健康ブームを徹底取材していました。

ボロボロの狭小住宅をオシャレ住宅や古き良きホテルにリフォームしたり、最新マンションに斬新な部屋をデザインするなど、中国でカリスマ建築士と称されているのが日本人の青山周平氏です。

中国版の劇的ビフォーアフターとも言える人気テレビ番組「夢想改造家」に出演し、35平という極小住宅に住む5人家族の家を50平の住みやすい家へと変貌させたことが人気に火が付いたキッカケとのこと。

建設費約300億円もかけ、地上ではなく地下16階という未来型ホテル「インターコンチネンタル上海ワンダーランド」からも分かる通り、中国では不動産ビジネスが今も大きなビジネスになっているようです。

また、中国では2017年に習近平国家主席が大号令をかけた「トイレ革命」が進んでいます。中国のトイレ革命では4,200億円以上と莫大な予算を投入し、約7万カ所もの公衆トイレが設置されたとのこと。中にはトイレットペーパーの盗難防止用に顔認証で紙が出てくるトイレまであります。

そんなトイレ革命の中、中国人憧れのブランドを確立したのが日本の「TOTO」(東証1部上場、証券コード:5332、株主優待あり)です。富裕層向けに100万円の超高級トイレを売り出すなど、今や中国で利益の3分の1を稼いでいます。日中友好ムードもあって温水洗浄便座が売れやすい環境にあるようです。

全国民健康往診運動でスポーツ強国つくりを進める中国

増え続ける医療費削減に中国政府が打ち出したのが、スポーツを奨励し肥満などを撲滅しようという政策「中国健康2030」プロジェクトです。空前のダイエットブームもあり、中国全土でスポーツジムが急拡大しているとのこと。

そんな中国の健康ブームに乗ろうと、日本のライザップも中国・上海に進出しています。決して安くない会費ですが、日本企業に勤務する中国人が主にライザップに通っているようです。TOTOやライザップなど、日本企業が中国に進出しやすい状況にあるのは確かなようです。

上海にある映画村では以前、毎日のように抗日ドラマが製作されていたそうですが、日中友好ムードもあってか現在その数は半分近くに激減しています。

悪化したり改善したりを繰り返す日中関係。中国とアメリカの関係があまり良くない現在、習近平政権が掲げるトイレ革命や健康プロジェクトは、少なくとも日本企業にとってはビジネスに繋げられる大きなチャンスであることは間違いないと今回の未来世紀ジパングを視聴し感じました。

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