食品卸のプレコフーズ髙波幸夫社長が語る1日1センチの努力の大事さ!カンブリア宮殿「町の飲食店の味と人情を支える 知られざる食品集団!」視聴レビュー

2015年7月16日(木)放送のカンブリア宮殿「町の飲食店の味と人情を支える 知られざる食品集団!」は街の個人飲食店を支える急成長中の食品卸、株式会社プレコフーズの髙波幸夫(たかなみ・ゆきお)社長が登場された回でした。

ユニークな特製ソーセージを扱うことで人気の、東京原宿にあるサンフランシスコピークス。三元豚や庄内鴨といった極上肉を扱う創作和食の小料理屋「ささら」。深夜まで大賑わいの繁盛店、大仙鶏でスープを作る九十九ラーメン恵比寿本店。

いずれの人気店も発注先として肉・野菜を届ける食品卸の株式会社プレコフーズと取引をしています。プレコフーズ社では客の細かい要望を全て聞き入れ、肉の切り方はもちろん、焼き鳥の串打ちやチャーシュー作りまで代行しています。

肉の加工を行うのが、都内5カ所にある病院の手術室並みというクリーン度を誇るプレコフーズ社の加工センターです。加工センターではなんと1,000種類以上もの国内外の肉を取り扱っています、

プレコフーズでは首都圏の飲食店、なんと1万7千点に食材を配達しています。注文1,000円以上で送料無料で配送していますが、常連であればさらに安い金額でも無料配送をしています。

そんな個人経営の飲食店だけを主な相手に今や年商100億円の企業に急成長させたのが、株式会社プレコフーズの髙波幸夫社長です。今期の売上は130億円に迫る勢いとのこと。

プレコフーズの顧客は95%以上が、肉の質やサービスを重視する個人経営の店です。つまりプレコフーズが、大手チェーン店が持つセントラルキッチンのような役割を担っています。個人商店を点ではなく面で捉えることで、きめ細かなサービス提供と配送が可能になっているそうです。

髙波社長の原点は、東京・戸越銀座商店街で鶏肉屋を営んでいたご両親の教え「商いは“飽きない”こと。どんな小さな取引でもコツコツと積み重ねることが大切」という言葉だそうです。

そのためプレコフーズの配送車に乗るのは、全員が正社員のルートセールスマン。彼らが御用聞きのように個人商店をまわり、おすすめの食材を提案するなど個人店支援を意識したビジネスを着実に積み重ねています。

またプレコフーズ社では信頼できる畜産農家と組み、「総州 古白鶏」「匠の大山鶏」「三元豚 白王」「美桜鶏」といった自社のオリジナルブランド肉を展開し、町の飲食店の競争力をサポートしています。ミシュランに掲載された「セキハナレ」もプレコの新鮮なブランド鶏を採用している一店です。

プレコフーズ社では肉だけではなく、野菜や鮮魚などの取り扱いも始めています。さらに髙波社長が現在取り組んでいるのが、外食店の経営です。飲食店のノウハウを蓄積し、取引先の個人店支援ビジネスにつなげる目的があるそうです。

大手の卸業者では決してできない、利益を度外視した付加価値の高いサービスを個人商店向けに提供する。プレコフーズ社の取り組みは、他の業界にとっても大きなヒントになると思います。いずれ上場してくるでしょうね。

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