若年性アルツハイマーになっても働ける仕組み作りを!ガイアの夜明け「それでも働き続けたい… ~認知症と仕事…両立できる新時代~」視聴レビュー

もし自分が若年性認知症になったら・・・。2015年7月14日(火)放送のガイアの夜明け「それでも働き続けたい… ~認知症と仕事…両立できる新時代~」は、若年性アルツハイマー型認知症と診断されながら周りの理解と本人の努力で仕事を継続している丹野さんの取り組みや、妻が若年性認知症となり仕事と介護を19年間両立させてきた男性など、重いテーマながら希望を持たせてくれる内容でした。

39歳の若さで若年性アルツハイマー型認知症と診断された丹野智文さん。自動車販売チェーンのネッツトヨタ仙台でトップセールスマンだった丹野さんは、若年性アルツハイマーと診断されて以降、現在も同じ会社の総務・人事で働いています。

物事や人の名前をパッと忘れてしまう丹野さんですが、メモをしっかり取り、まわりの社員に分からないときは正直に聞くことで業務も滞りなく進められているようでした。後輩へのトレーニングも担当するなど、トップ営業マン時代の経験を若手に伝えているそうです。

若年性認知症の方は日本で4万人もいるそうです。番組を見て思いましたが、顔と名前を出して登場された丹野さんの勇気と、そして受け入れる土壌を持ったネッツトヨタ仙台という会社は素晴らしいと思います。

高齢化社会が進むにつれ、お菓子の袋を勝手に開けて食べ始めるなど、イオン(東証1部上場、証券コード:8267)では認知症のお客さんがトラブルを起こすケースが増えているそうです。そうした認知症のお客さんへの理解を深めるため、イオンでは「認知症サポーター養成講座」を社内で実施しています。

番組後半、家族の介護を理由に会社を辞める人が年間10万人にものぼる現実が紹介されました。そして19年間に渡り、仕事と認知症の妻の介護を両立されている富田秀信さんの生活が取り上げられました。

若年性認知症を発症した本人や家族の努力も大切ですが、会社や地域の支援、そして働きやすい仕組み作りが今後の日本にはますます必要とされるはずです。IT関連の仕事の中には認知症の方々でも取り組みやすいものがあるので、自分も社会貢献につながるITビジネスを発展させて行きたいと思います。

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