サカナバッカと魚ポチ、くら寿司の国産魚全量買い取りと大胆な取り組みが紹介>ガイアの夜明け「”知られざる”うまい魚を届ける! ~漁業を救う新手法~」

2016年11月15日(火)放送のガイアの夜明け「”知られざる”うまい魚を届ける! ~漁業を救う新手法~」はまるでブティックのような新たな鮮魚店「サカナバッカ」を運営するフーディソンの取り組み、そして漁船から水揚げされた魚を丸ごと買い取る大手回転ずしチェーンのくら寿司の大胆な取り組みを追った回でした。

番組冒頭に紹介されていたのが、新しいタイプの鮮魚店として注目されている「sakana backa(サカナバッカ)」です。まるでオシャレなブティックのような青と白の壁にガラス張りというデザインの魚屋で、中目黒をはじめ都内に5店舗展開しています。

サカナバッカの大きなガラスケースには全国各地から届いた珍しい魚が並んでおり、お客さんには店員が対面で販売し食べ方や調理法まで教えてくれるのが特徴です。サカナバッカを運営しているのがベンチャー企業の株式会社フーディソンです。

2013年創業のフーディソンでは流通の過程で多くの中間マージンをとられていることに着目し、鮮魚仕入サイト「魚ポチ」というECサイトを立ち上げ運営しています。この魚ポチで飲食店が注文すると、1匹からでも産地から直送してもらえる画期的なシステムです。

サカナバッカの魚ポチは現在、全国40カ所以上の漁協が”売り手”として利用しており、5000店の飲食店が”買い手”として登録しているそうです。番組では新潟・村上市・岩船港のカナガシラの販促協力や、三重・紀北町の新ブランド「紀北もん」確立の取り組みが紹介されていました。紀北もんの魚や加工品は当ブログ管理人KENも一度味わってみたいですと思います。

ガイアの夜明け後半、大手回転ずしチェーン「くら寿司」(東証1部上場、証券コード:2695、株主優待券あり)による丸ごと一隻買い取りの取り組みが紹介されていました。くら寿司は廃業寸前の定置網漁船と年間契約し、その水揚げを全て買い取ることで国産の天然魚をお客さんにふるまっています。

2016年10月、くら寿司が社運をかけてプロジェクトとして大阪・貝塚市に天然魚のテーマパークをうたう巨大施設が建設されました。魚の加工場や鮮魚の直売店、そして大型店舗がそろっています。

くら寿司ではこうした大型施設を今後東日本でも建設を予定しているとのこと。漁船まるごと、全量買い取りされた国産の天然魚を関東や東北のくら寿司で食べられる日もそう遠くないかもしれません。

生産現場は高齢化し、消費者の魚離れが進む日本。衰退産業と思われがちな日本の漁業ですが、フーディソン社の魚ポチや、くら寿司の全量買い取りの仕組みがどんどん広まることで、日本の漁業は盛り返していくと思います。

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