DHAの高いブリ、抗酸化力の高いニンジンに注目!ガイアの夜明け「ニッポンの食材に”新たな価値”を」感想&評価

2015年10月27日(火)放送のガイアの夜明け「ニッポンの食材に”新たな価値”を」では、鮮度・価格・見た目・産地に加え、もう一つ”新しい価値”を加えようという動きを取り上げていました。

番組を見て知ったのですが、回転ずしで人気の魚はマグロではなく、今はサーモンなんですね。とくにノルウェーのマリンハーベスト社が養殖するサーモンが世界市場を席巻しているようです。

日本でもっとも養殖されているのはサーモンでは無く、ブリだそうです。三重県の水産会社、尾鷲物産株式会社では世界初の試みとして、DHA(ドコサヘキサエン酸)を豊富に含むブリの養殖に乗り出します。

尾鷲物産社ではDHA油を染み込ませた改良エサを使い、DHAを通常の2割多く含むブリの養殖に成功します。米国最大の魚卸会社トゥルーワールド・フーズ社からもお墨付きをもらい、将来的にはDHAサプリメントが人気のアメリカにDHA強化ブリの売り込みを計画しているそうです。

番組後半、野菜の栄養素を分析するデザイナーフーズ株式会社の取り組みが紹介されていました。全国様々な企業から依頼される野菜を測定し、野菜が持つ秘めた力“抗酸化力”を計測しています。

抗酸化物質は細胞の酸化の働きを抑える物質と言われ、いま世界的にも注目されているそうです。中でもこの抗酸化力が優れているのが、北海道北見市のニンジン農家が火山灰を使い、納豆菌や乳酸菌を肥料にして育てているニンジンとのこと。ミーハーかもしれませんが、このニンジンはぜひ食べてみたいと思いました。

全体の1~2割発生する規格外の高抗酸化力ニンジンを、健康を売りにしたスーパーチェーン「マミーマート」で通常サイズのニンジンと並べて販売してもらうことで、抗酸化力という点を打ち出して販売することにも成功されていました。

DHAの高いブリ、抗酸化力の高いニンジンなど、付加価値の高い魚や野菜は今後国内はもちろん、健康志向高まる世界市場でも注目度が高まるはずです。日本の食材の新たな価値を取り上げた今回のガイアの夜明け、個人的にもビジネスとしても興味深く視聴させて頂きました。

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