梅原デザイン事務所のデザイナー梅原真氏が語る、カンブリア宮殿「田舎の埋もれた宝を“デザイン”の力で輝かせる男!」感想&評価

田舎に根差し、田舎にこだわり、田舎の魅力を引き出す高知の熱きデザイナー、梅原デザイン事務所の梅原真(うめばら・まこと)氏が登場されたのが、2015年10月29日(木)放送のカンブリア宮殿「田舎の埋もれた宝を“デザイン”の力で輝かせる男!」です。

今回番組で紹介されていた梅原デザイン事務所が手掛けた様々な商品は、ネット通販でもお取り寄せ可能です。ご興味ある方はぜひチェックしてみてください。
楽天市場で販売中の「きびなごフィレ」はこちら
楽天市場で販売中の「ぽん酢しょうゆ ゆずの村」はこちら
楽天市場で販売中の「島じゃ常識 さざえカレー」はこちら
楽天市場で販売中の「天日塩ジェラート」はこちら
楽天市場で販売中の「しまんと地栗モンブラン」はこちら

高知県四万十町にある道の駅「四万十とおわ」は、年間15万人が訪れ、売上3億3000万円を売り上げる屈指の道の駅です。売上の秘密は、評判の良いオリジナル商品のパッケージだそうです。

同じく高知の港町で地元の主婦たちが手作りで作ったキビナゴの塩漬け「きびなごフィレ」、この商品は現在東京の伊勢丹でも売っているほどの人気商品です。道の駅やきびなごフィレのパッケージデザインやコピーを手がけたのが、今回カンブリア宮殿に登場された梅原デザイン事務所の梅原真氏です。

梅原氏は地元高知県に住み、デザイン事務所も高知に構えられているそうです。そんな地元愛溢れる梅原氏の最大の特徴が、一次産業を元気にする仕事ばかりを手がけている点です。

田舎がかかえる劣等感は考え方ひとつで魅力に変わると話す梅原氏は、藁焼きのカツオのたたきや柚子の村のポン酢、そしてさざえカレーといった多数の田舎の人気商品を生み出しています。

梅原氏は都会や大企業からの依頼は基本断っており、地方で困っている方からの依頼を優先して受けられているそうです。カッコいいですね。“サムライデザイナー”という形容詞があてはまる方だと思います。

フリーのデザイナーとして独立後、添加物がいっぱいで自分の好まない商品のパッケージを作る事に疑問を抱かれ、四万十川にかかる「沈下橋」のシンプルなデザインに感銘を受けた梅原氏。地域を大切にしたいと、商品や生産者の真の魅力を探り、等身大のデザインをし続けているとのこと。

梅原氏に感化され、高知・仁淀川町にUターンした竹内太郎さんは、山に自生する雑草の中からハーブや薬効のある草木を原料にし、ハーブティーを作るビジネスに取り組んでいると番組で紹介されていました。

地元のおばちゃん達に収穫してもらったヨモギを1キロ2,500円で買い取るなど、しっかり地元貢献にもつながっています。そんな情熱溢れる竹内さんの商品デザインを、梅原氏は出世払いで引き受けていました。この子弟のような関係も素敵だと思います。

番組終盤、梅原氏が栗山そのものを再生させるプロジェクトが紹介されていました。新商品「しまんと地栗モンブラン」を生み出すだけでなく、地元の助けも借りて栗山を剪定することで10年かけてかつての栗の生産量を取り戻す計画です。

そして大粒の栗が実った秋、梅原氏は地域や地元、大地といった様々な思いを込めた「地」の文字を入れたシンプルなパッケージデザインの新商品も完成させます。

「地方は自分で考えろ!」という梅原氏の熱いメッセージは、地方再生の本質だと個人的にも思います。6日間でおよそ3万人が訪れた「砂浜美術館」は、梅原氏が提示する自分で考えた結果の成功例ではないでしょうか。熱きデザイナー梅原氏の活動と言葉に大変感銘を受けた回でした。

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