節約志向が強まる日本でニトリや西友、ガスト、かっぱ寿司が躍進!ガイアの夜明け「”デフレ再燃?”新サバイバル」

全国のスーパーなどの物価変動は2016年3月ごろから下落が続いています。2016年10月11日(火)放送のガイアの夜明け「”デフレ再燃?”新サバイバル」ではデフレ再燃の声も聞こえる中、ニトリや西友、ガスト、かっぱ寿司など低価格を売りにした企業の取り組みを追った回でした。

デフレの勝ち組と呼ばれるニトリ(東証1部上場、証券コード:9843、10%割引の株主優待券あり)は2016年6月、髙島屋・横浜港南台店に出店します。ニトリ初の百貨店への出店です。ニトリでは2016年10月から低価格の新ブランド「デイバリュー」を実験的に投入するなど、改めて低価格を意識した販売に力を入れています。

西友も低価格路線を堅持するため2012年に商品化したPBブランド「みなさまのお墨付き」を強化しており、商品リニューアルや値下げ、さらには生ハムなど新PB商品開発など、価格に敏感な消費者意識を分析する。

ファミレス最大手すかいらーく(東証1部上場、証券コード:3197、株主優待食事券あり)の主力チェーン「ガスト」でも、2016年に入り来店客の前年割れが続くなど苦戦を強いられたため、6月に肉料理を中心に500円台~600円台の値ごろ感のある価格帯の商品を強化したメニューに刷新。サラダメニューなど、年配客や女性客向けを中心に新たな値ごろメニューも投入しています。

番組後半に紹介されたのが、郊外型・タッチパネル・特急レーンといった回転寿司のサービスでパイオニアだったカッパ・クリエイト(東証1部上場、証券コード:7421、株主優待ポイントあり)が展開する「かっぱ寿司」です。

2010年度の回転ずし売上ランキングでは堂々第1位だったかっぱ寿司(2位スシロー、3位くら寿司、4位元気寿司)ですが、2015年は4位に転落しています(1位スシロー、2位くら寿司、3位はま寿司)。

かっぱ寿司転落の要因は他の回転ずしチェーンに比べ、かっぱ寿司は「安かろう・悪かろう」という消費者イメージが付いてしまったことです。そう言われてみると当ブログ管理人KENもかっぱ寿司は安っぽくて不味いというイメージを持っています。

そんなどん底のかっぱ寿司では消費者の節約志向を復活の好機ととらえ、北海道・網走で「いくら」を買い付けるなど食材を改善し、カッパを廃した店舗改装を行うなど、新たな展開を見せています。リニューアルされたかっぱ寿司には個人的にも行ってみたいと思います。

デフレ環境での価格競争に加え、値段プラスアルファの付加価値が求められるようになった日本社会。ニトリや西友、ガスト、かっぱ寿司をはじめ、低価格だけではなく消費者の期待値を上回る商品・サービスを提供できる企業でないと、これから先生き残るのは難しい時代なのかもしれません。

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