坂茂氏や野口健氏、マザーハウスも活躍、未来世紀ジパング「ネパール震災6か月、まだ続く混乱…救う日本人」の感想&評価

記憶に新しい2015年4月25日のネパール大地震。ヒマラヤの国ネパールをマグニチュード7.8の大地震が襲ったことで、多くの世界遺産が崩れ去り、世界の屋根エベレストでもベースキャンプが雪崩れに呑み込まれ犠牲者が出ました。

2015年11月2日(月)放送の未来世紀ジパング「ネパール震災6か月、まだ続く混乱…救う日本人」は、約50万個の建物が倒壊し、約8,800人の死者行方不明者を出したネパール震災の半年後を追った回でした。

ネパールの首都カトマンズではいまだ混乱は収まっておらず、ダルバール広場をはじめとした世界遺産も大きな被害を受け、震災孤児や被災者が人身売買の被害にあっているそうです。

ネパールは年間約50万人が出稼ぎする出稼ぎ大国ですが、震災で家を失った女性たちや子供たちに「海外に出稼ぎに行けば暮らしが楽になる」と甘い文句で誘う人身売買が横行しているとのこと。人身売買を防ぐためのNGOの活動もありますが、根本的な問題解決には至っていないようです。

シゲル・バンこと、世界的な建築家であり、被災地を支援する建築家としても著名な坂茂氏。東日本大震災でコンテナを組み合わせた仮設住宅は当ブログ管理人も知っていましたが、あの建築家が坂氏だったんですね。

坂氏は瓦礫と化し放置されたレンガを使い、ネパールの伝統でもあるレンガを使った耐震性にも優れた復興住宅をデザインします。今後、坂氏が生み出した復興住宅は、ネパールで広まって行くと番組を見て感じました。

2014年12月に放送された未来世紀ジパングのエベレスト街道の回から半年後に、ネパール震災は発生しました。エベレスト街道はがけ崩れで道が無くなり、トレッキングシーズンに向けて必死の復興が続いています。

地震が起きた時、ヒマラヤで登山をしていた日本人が有名なアルピニストの野口健さんです。“シェルパ”と呼ばれる登山隊のガイドたちが住む村「クムジュン」という村で1か月滞在し、復興支援を行った野口さん。日本に戻ってからもネパールの被害状況を日本に伝え、救援資金を募り300ものテントをクムジュン村に送っています

番組では地震後初めてクムジュン村を訪問する野口さんの模様が紹介されていました。村をあげて感謝の会が催され、野口さんはネパールにまた人を呼び戻す取り組みを行うと熱く話されていました。

ホテル・エベレスト・ビューの宮原オーナーが復興ツアーを企画されたり、カトマンズに生産拠点があるマザーハウス社が支援活動に乗り出すなど、日本でも様々な復興支援活動が行われています。微力ながら当ブログ管理人KENもネパール復興支援につながるお金の使い方をして行こうと思います。

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