東京都農業会議やサラダボウル社の活躍が光る!ガイアの夜明け「”新たな農業”始めました!」感想&評価

深刻な後継者不足と高齢化に悩む日本の農業。作付けが行われていない農地(遊休農地)は全国でおよそ40万ヘクタールと、埼玉県と同じ大きさにまで達します。2015年11月3日(火)放送のガイアの夜明け「”新たな農業”始めました!」は、そんな厳しい環境下であえて東京で農業を選択する若者たちにスポットを当てた回でした。

番組冒頭、番組ナビゲーターの江口さんが訪問されたのが東京都瑞穂町で「井垣農園」を営む井垣貴洋さんです。無農薬と有機栽培にこだわり、番組ホームページによると年間で約50種の野菜を栽培し、今では大手スーパー「福島屋」と個人宅配を中心にお客を広げているそうです。

井垣さんのように東京都内で非農家出身者が職業として農業を始める新規就農者がここ数年急増しているとのこと。そんな新規就農希望者をサポートしているのが東京都農業会議です。

東京都農業会議の松澤龍人さんを通して新規就農した若者はこの6年で30人を超え、「東京ネオファーマーズ」という定例の集まりも開催されています。東京都農業会議のよに新たな取り組みを始める人たちを支援し、そして集まれる場があるのは素晴らしいと思います。

ガイアの夜明け後半に紹介されていたのが、安くておいしい地元で作られた野菜を販売している山梨県中央市の株式会社サラダボウルです。前職は金融関係というサラダボウルの田中進社長は、地元の耕作放棄地を引き受け、徹底した効率化とマニュアル化に取り組むことで“儲かる農業”に成功しています。

さらに、サラダボウル社では行政とも組み、東京ドームのサイズに匹敵する日本最大規模の高機能ハウス「兵庫ネクストファーム」を建設します。栽培するのは日本では初登場となる「スプラッシュ」という、糖度の高いミニトマトの品種です。

山梨県内に展開する地元のスーパー「オギノ」で販売スタートされたスプラッシュ、わずか2時間で完売していました。このスプラッシュは見かけたらぜひ当ブログ管理人KENも食べてみたいと思います。

農家の高齢化や後継者不足という問題はありますが、東京都農業会議やサラダボウル社のように、新しい取り組みで日本の農業を盛り上げる人たちや会社がいる限り、日本の農業ビジネスの未来はそう暗いものではないと今回のガイアの夜明けをみて感じました。

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