おやさいクレヨンとタンカフレッシュが非常にユニーク、ガイアの夜明け「”捨てられるモノ”が画期的な商品に変わる!」視聴レビュー

2015年5月26日(火)放送のガイアの夜明け「”捨てられるモノ”が画期的な商品に変わる!」では、これまで捨てられていたモノに光を当て、おやさいクレヨンやなど画期的な商品を生み出しているベンチャー企業を取り上げた回でした。

番組で紹介されていた「おやさいクレヨン ベジタボー」は楽天市場などのネット通販ショップでも購入可能です。
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番組冒頭、東京・恵比寿ガーデンプレイスで開催されたイベントで子ども達に人気のブースが紹介されていました。野菜や果物を使って作られたクレヨン「おやさいクレヨン vegetabo(ベジタボー)」を使って遊べるブースです。

「赤」「青」「黄」といった色ではなく、「ほうれんそう」「りんご」「とうがらし」など、野菜や果物の名前がクレヨンに名付けられているのが特徴です。おやさいクレヨンは形が悪い、傷があるなどの理由で捨てられてしまう廃棄野菜を使って作られています。

おやさいクレヨンを生み出したのが、青森県青森市にあるmizuiroの木村尚子さんです。廃棄野菜を処分するのにも多額の費用がかかるため、木村さんのあやさいクレヨンは農家を助ける活動にもつながっています。

木村さんがおやさいクレヨンの製造を委託しているのが、名古屋市にあるクレヨン町工場の「株式会社東一文具工業所」です。おやさいクレヨンという付加価値の高い商品を手掛けることで、以前より売上は20%ほどアップしたそうです。

mizuiroの木村さんは青森が生産に注力している“ベビーベビー”という小さなトマトを使い、食品加工会社のミリオン社と東一文具工業所の力を借り、見事クレヨン化に成功していました。

さらに木村さんは野菜の粉末を使った新商品「野菜の粘土」の開発・販売も進めています。今回のガイアの夜明けで「おやさいクレヨン」と「やさいの粘土」を初めて知りましたが、小さなお子さんを持つ家庭へのプレゼントにピッタリの優れた商品ですね。

番組後半に紹介されたのが、放置された竹を使った画期的な商品“青果物の鮮度保持剤”「Tanka fresh(タンカフレッシュ)」です。開発したのは佐賀県佐賀市のベンチャー企業、株式会社炭化です。

炭化の鮮度保持剤の特徴は、竹炭だけでなく売らずに捨てられてしまうケースも多い“三番茶”も使っていることです。香港の高級スーパー「シティスーパー」も日本からの野菜輸送を船便にすることでコストを抑えたいと、タンカフレッシュに興味を示します。

2015年4月6日、ベビーリーフなどの野菜を積んだコンテナに鮮度保持剤「Tanka fresh(タンカフレッシュ)」を入れ、船便を使った輸送実験が行われました。11日後の4月17日、佐賀から運ばれてきた野菜が香港のシティスーパーに到着。ほぼ全ての野菜が鮮度が保たれたまま輸送に成功していました。

アイデアと技術によって捨てられるものに新たな価値を生み出す。“もったいない”の価値を知る、日本ならではの文化とビジネスは、今後世界でも十二分に通用すると考えます。

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