食品問題が渦巻く未来世紀ジパング「ミイラ肉に、キノコ危機、化学工場連続爆発…追跡!中国の安全」の感想&評価

2015年10月26日(月)放送の未来世紀ジパング「ミイラ肉に、キノコ危機、化学工場連続爆発…追跡!中国の安全」は、中国における食の安全が取り上げられた回です。中国人が最も心配する10大テーマにおいて、食品は5年連続第1位という不名誉な順位を獲得しています(ちなみに第2位は医療、3位は環境)。

番組によると中国では今、マイタケが大ブームだそうです。このマイタケブームを仕掛けたのが、日本メーカーの一正とのこと。中国では人体に有害なキノコが普通に販売されてしまっているため、信頼される日本製のマイタケ人気が高まっているようです。

中国・北京の生鮮食品が並ぶ市場で、アメリカのクリントン元大統領に面会を申し込まれたこともある大物食品Gメンの王海氏がキノコを調査する模様も取り上げられていました。

王海氏は一般客を装いマッシュルームやエノキダケを購入し食品検査所に持ち込んだところ、発がん性物質でもある二酸化硫黄が漂白剤として大量に使われている実態が明らかになりました。番組調査でもこの二酸化硫黄が基準値をはるかにこえる数値をたたき出す食品が紹介されていました。

スタジオの会話で「ミイラ肉」という単語を当ブログ管理人KENは初めて聞いたのですが、40年間冷凍されていた肉ですら、中国では普通に販売されていたそうです。期限切れ肉問題のレベルをはるかに超えた実態ですね。虫よけに殺虫剤をかけたり、食べ残し肉を再利用するなど、日本では信じられない現実を知りました。

中国で危ないのは食品だけではありません。まだ記憶に新しい2015年8月に起こった天津の大規模爆発事故。こうした爆発事故が中国各地で起こっているのだそうです。原因は毒性の強い化学薬品のようです。

さらに中国市民が日常的に使うエスカレーターも、子供の足が挟まれ取れなくなったり、床が抜けたりといった事故が頻発しています。事故があっても管理会社は公表せず、責任も取っていないそうです。コストダウンの意識が強すぎるあまり、人命が軽視されているのでしょう。

日本の株式会社大地を守る会は中国で安心・安全な有機野菜を販売しています。2013年12月16日の未来世紀ジパングでも大地を守る会の中国進出が取り上げられていましたので、ご存知の方もいるのではないでしょうか?

有機野菜に続き、大地宅配では中国で食肉の宅配に乗り出しています。海外で農業を学んだ若い生産者達が中国国内で信頼される豚や鶏を育て始めているため、大地を守る会ではこうした生産者と組んで安心安全な食肉宅配を強化していくようです。

巨大な中国市場において、日本の品質は大きな武器になります。メイド・イン・ジャパンだけでなく、メイド・バイ・ジャパンの食品も中国をはじめ、食の問題を抱える海外各国で大きな売り上げを占めるようになると予想しています。

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