バブル時代の中古ダイヤがインドで大人気!未来世紀ジパング「沸騰する日本の埋蔵ダイヤモンド」視聴レビュー

2013年9月30日(月)に放送された未来世紀ジパング「沸騰する日本の埋蔵ダイヤモンド」の視聴レビュー記事をブログに記しておきます。日本の中古ダイヤモンドが、インドで高い人気となっているのは番組を見て初めて知りました。

日本最大級のリサイクルショップ「コメ兵」で買取急増中なのが中古のダイヤモンドとのこと。当時30万円で購入されたダイヤの指輪をコメ兵では約7万円で買い取るなど、ダンスの肥やしになっていたダイヤの売買が活発だそうです。バブル時代に日本人が購入した宝飾品の総額が3兆円。そんなバブル時代のダイヤが今、世界市場に多く出回っています。

ダイヤモンドの産出国は南アフリカなどわずか10か国程度ということもあり、希少価値の高い宝石です。しかし金や銀のように市場で価値が決まっていないため、これまでは中古ダイヤの売買はあまり活発ではなかったとのこと。しかし、日本ではなく海外では日本のダイヤモンドは引手あまただそうです。

香港で開催される世界最大のジュエリーイベント「香港インターナショナルジュエリーショー」、その隣接するホテルの会場では世界各国のバイヤーたちが集結し、コメ兵などで買い取られた“ニッポンの中古ダイヤモンド”を競り落としていました。中古も新品もダイヤモンドに変わりがないのに中古の方が安く仕入れられ、中でも日本の中古ダイヤは質がとても良い事もあり、世界のダイヤモンドバイヤー達から高い人気を得ています。

香港で開催された中古ダイヤモンドのオークションでは、インド人が多数の日本の中古ダイヤを落札していました。インド人に買い取られた日本の中古ダイヤは、インド北西部のスーラト等、インドにあるダイヤモンドの街に集まって加工されます。なんと、世界で流通する約85%近くのダイヤモンドがインド国内で加工されているそうです。

人口約500万人の町スーラト、そのうち約50万人がダイヤモンドの取引・研磨・運搬など仕事に関わっています。日本の中古ダイヤモンドもインド人の職人が研磨し直し、新しいデザインにして販売されています。こうすると古いデザインのダイヤの倍以上の値段で売れるそうです。

インドではダイヤモンドが新品か中古かはまったく気にされておらず、また若い世代の富裕層が自国通貨ルピーの代わりとしてダイヤモンドを保有し始めているそうです。ダイヤモンドは金よりも軽くて持ち運びやすいのも人気の理由です。

今回の未来世紀ジパングの沸騰ナビゲーターは日本経済新聞編集委員の鈴木亮さん。未来予測は「日本がダイヤの輸出大国に」でした。日本にはバブル時代に買われタンスの肥やしになっているダイヤが約3兆円もあると言われていますので、世界の新富裕層に向けて輸出されればダイヤの輸出大国になるのも十分可能だと思います。

当ブログ管理人の自営業者KENにとってダイヤモンドはあまり縁のない宝石ですが、世界のビジネスという視点で考えると金以上に注目度の高い商品なのかもしれないと、今回の未来世紀ジパングを見て感じました。株式会社コメ兵は東証2部上場企業(証券コード:2780)でもあるので、今後ダイヤモンドビジネスにも注視したいと思います。

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