イギリスのEU離脱(BREXIT)から見える世界の変化、未来世紀ジパング「池上彰の緊急解説 世界激変!第2弾」

イギリスのEU離脱の国民投票から3か月。2016年9月19日(月)放送の未来世紀ジパング「池上彰の緊急解説 世界激変!第2弾」は、イギリスのEU離脱騒動によって巻き起こる国際情勢の変化をジャーナリストの池上彰氏が緊急解説した回でした。

イギリス・ロンドンには今、通貨ポンド安の影響もあり世界中から観光客が殺到しているそうです。中国人の爆買いも2015年までは日本でしたが、2016年はイギリスになっているとのこと。

番組ではEU離脱を煽ったドキュメンタリー映画「BREXIT THE MOVIE(ブレグジット・ザ・ムービー)」のマーティン・ダーキン監督にも取材していましたが、ダーキン監督をはじめEU離脱を先導した政治家や知識人は責任も取らず表舞台から姿を消しているのが何よりも問題だと思います。

EU離脱を見据えキャメロン元首相は中国との関係を強化しようとしていたようですが、中国ジーリー社に買収されたロンドンタクシーのケースや、イギリス国内の原子力発電所プロジェクト凍結など、イギリスと中国の関係は決して芳しくないようです。

またイギリスのEU離脱の原因の1つとなった移民問題。東欧からの移民がとくに多いイギリスでは、国民投票後にポーランド人を始めとした東欧の人々に対する風当たりが強まるなど、国民間の対立感情も高まっているとのこと。

移民の増加は犯罪発船件数の増加にもつながりますが、そんなイギリスの治安を守っている企業として警備サービス業で国内首位のセコム株式会社(東証1部上場、証券コード:9735、株主優待券あり)が番組で紹介されていました。

イギリスの家庭や企業では、監視カメラやトラブル発生時にスタッフが駆けつけてくれるセコムの日本式警備システムの人気が高まっているそうです。現在は6万件の契約数ですが、今後、イギリスはもちろんヨーロッパ各国でもセコムの契約数は伸びていくと思います。

ヨーロッパ各国の極右政党の台頭や、アメリカのドナルド・トランプ大統領候補の躍進など、世界はこれまでのグローバル化から一転、反グローバル主義に傾きつつあります。2016年は世界の風向きが大きく変わる年になるのかもしれません。

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