島根県浜田市や高知県中土佐町の取り組みが面白い!ガイアの夜明け「シリーズ「働き方が変わる!」第11弾 “知らない町”で生きる!」感想&評価

年が明けてしまいましたが、遅ればせながら2015年12月15日(火)放送のガイアの夜明け「シリーズ「働き方が変わる!」第11弾 “知らない町”で生きる!」を視聴したのでブログにレビュー記事を掲載したいと思います。地方での人材育成や移住といった、2016年以降も関心が高まるテーマを取り上げた回でした。

番組で初めて知ったのですが、高齢化と人口減少が進む島根県浜田市は、シングルマザーなど都会で暮らすひとり親世帯の移住を促進する試みを行っているそうです。浜田市では介護施設で働いてくれることを条件に、移住者には給与や養育費、家賃補助、車代など、1年間で最大400万円相当もの支援を行っています。

都会では待機児童の問題で子どもを保育所に預けられず、フルタイムの仕事に就けないシングルマザーも少なくありません。浜田市の取り組みは女性の活躍の幅を広げ、地方都市の活性化にもつながる素晴らしい着眼点だと思います。

番組後半に紹介されていたのが、47都道府県の中で高齢化率が2位、人口減少率4位、県民所得ワースト3位という高知県の取り組みです。高知県では県内の企業に都会からの移住者を紹介するマッチング施策を積極的に展開しています。

高知県中土佐町に家族とともに移住したのが、セブンイレブンで店舗開発を担当してきた高橋大弐さん。特別職の地産外商マネージャーとして、「道の駅」の建設計画プロジェクトという大役を任されていました。

高橋さんはそれまでの経験と高い能力を発揮し、地元の人たちを巻き込んで名産品の開発や、観光地の開拓を行っています。高知県中土佐町の道の駅、完成したらいつかぜひ見に行ってみたいと思います。

地方移住者を増やすためには、単に金銭的なメリットを提供するだけではなく、移住者の生きていく上でのやりがいや満足度をいかに高めるかという点が非常に重要なのだとガイアの夜明けを見て感じました。その点で島根県浜田市や高知県中土佐町の取り組みは、他の高齢化&人口減に悩む地方自治体にとって大きなヒントになると思います。

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