コストコ人気の秘密がわかる未来世紀ジパング「なぜ買い過ぎてしまうのか・・・ノーベル賞「行動経済学」の魔法!」

2018年4月25日(水)放送の未来世紀ジパング「なぜ買い過ぎてしまうのか・・・ノーベル賞「行動経済学」の魔法!」は世界約750店舗、日本国内では26店舗を展開する人気の会員制スーパー「コストコ」や、行動経済学のナッジが紹介された回です。

大容量パッケージの商品が並んだ倉庫型の巨大店舗内を、年会費のかかる会員制に登録したお客さんが巨大なカートを押しながら定期的に配置や商品が入れ替わる店内を巡り、人気商品の試食コーナーも楽しみながら大量に買い物する。コストコでよく見かける風景です。

コストコと言えば、2017年9月7日(木)放送のカンブリア宮殿「ニッポンの買い物を変えた小売業界の覇者!知られざるコストコの裏側を徹底解剖スペシャル」でコストコジャパンのケン・テリオ支社長も登場されていました。

今回の番組では2017年に行動経済学の研究でノーベル経済学賞を受賞したリチャード・セイラー教授に未来世紀ジパングが単独インタビューを行っていました。行動経済学というのは心理学を応用し、人間は情報や感情に流されて動くという点を読み解こうとする学問です。

世界中で1億人もの会員を抱える「アマゾンプライム」や、サイズ別の在庫数を表示させることで購買意欲を促進するテレビ通販の「QVC」など、消費に関わる行動経済学の事例も紹介されました。

行動経済学の先進国でもあるイギリスでは、予算をかけずに行動経済学で街のゴミ問題や健康問題、治安の対策まで行っています。行動経済学の「ナッジ」によって社会問題の解決にも至っている事例です。

一方、幸福度ランキング世界第1位で日本人観光客にも人気の中米コスタリカも、行動経済学を活かした節水の実験を行っています。世界銀行が考案した“節水ステッカー”で近所と比べて節水できているかどうかを把握できるのは面白いアイデアだと思います。

今回の未来世紀ジパングから新コーナー「未来の目」が始まりました。カンブリア宮殿の村上龍氏の編集後記のような総括的なコーナーです。借金の多い日本にとって、行動経済学はもっと取り入れられるべきというまとめでした。

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