フィリピンと中国、そして日本や欧米の覇権争い激化中、未来世紀ジパング「太平洋の島国と忘れ形見…戦後71年、日本の貢献」

太平洋戦争の終戦から71年。2016年8月15日(月)放送の未来世紀ジパング「太平洋の島国と忘れ形見…戦後71年、日本の貢献」では、フィリピン国内に残る残留日本人や、北野建設が運営するキタノメンダナホテル、そして日本のマングローブ計画が紹介されていました。

南シナ海の領有権をめぐるフィリピンと中国の関係は悪化しており、「中国の主張を認めない」とする2016年7月のオランダ・ハーグの常設仲裁裁判所の判決以降も中国による判決無視の挑発行為は続いています。

今回の未来世紀ジパングではフィリピンの「残留日本人」問題を追跡取材していました。2015年10月19日(月)放送の未来世紀ジパング「反中フィリピンで日本の鉄道が大逆転!~戦後70年もう一つの”残留孤児”~」にも登場されたアベさんのその後の話です。

フィリピン・ミンダナオ島のジャングルの奥地で番組が出会ったアベ姓の日本人だという兄妹は、2016年6月に妹が死去し、兄もまだ日本国籍の回復には至っていません。残留日本人約1,200人の国籍が一日も早く回復する事を祈っています。

太平洋戦争の激戦地だったソロモン諸島。その中心がかつて日本軍とアメリカ軍が戦ったガダルカナル島です。ソロモン諸島の首都ホニアラにあるのが、この島で日本人も多く宿泊する国一番のホテルが「キタノメンダナホテル」です。

キタノメンダナホテルを経営しているのが、長野県長野市に本社を置く長野県大手の建設会社「北野建設株式会社」(東証1部上場、証券コード:1866、株主優待なし)です。北野建設はソロモン諸島の国会議事堂や国際空港、港湾、橋、道路、水道施設、病院などなど、ほとんどのインフラを整備しているそうです。

地球温暖化によって海面上昇が続くソロモン諸島などの太平洋の島国を救うため、日本は「マングローブ計画」で沈みゆく島を救う取り組みを進めているそうです。かつての太平洋戦争で奪ってしまった平和を、日本の技術や資金で守る取り組みが今進んでいるんですね。

中国の資金と軍事力にものをいわせた太平洋の国々との関係構築ではなく、日本は日本独自の取り組みによって、太平洋に住む人々から応援・信頼してもらえるような活動を今後も継続していってもらいたいと思います。

スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です