未来世紀ジパング「五輪のライバル”トルコに異変”暴動の裏側に潜む「革命ビジネス」とは!?」視聴レビュー

2013年9月2日(月)に放送された未来世紀ジパング「五輪のライバル”トルコに異変”暴動の裏側に潜む「革命ビジネス」とは!?」を遅ればせながら視聴しました。2020年のオリンピック開催国は東京に決定しましたが、この番組が放送された時はまだトルコ、マドリッド、東京で争っていた時期です。中でも東京最大のライバルと目されていたのが、トルコ・イスタンブールです。

トルコ・イスタンブールではイスラム圏初のオリンピック誘致に向け、24時間体制のスパルタ式大清掃が政府職員の厳しい指示の下で行われていました。経済成長も進み、トルコはまさに最初の東京オリンピックの頃の日本のような状況にあります。

トルコではこの10年間で国民所得が倍になり、1200万円の高級車に、1億8000万円のプール付き高級住宅も飛ぶように売れているとのこと。そんな中、街の中心部では若者を中心とした反政府デモが起こっていました。

未来世紀ジパングによると、他のイスラム諸国と比べ自由な政策で成長を実現してきたトルコでしたがが、タイップ・エルドアン首相による酒類の夜間販売禁止や女性のスカーフ着用許可など、政府がイスラム政策を強めているそうです。これが若者層の不満を呼び、デモにつながっているとのこと。

五輪招致レースの最中、破壊活動まで起きたトルコ暴動は世界に衝撃を与えました。トルコ政府は「デモを裏から煽ってビジネスにしている外国勢力がいる」と断言。

トルコ国営放送の分析と取材によると、よく似たこぶしのマークがシンボルとして使われていたとのこと。そのこぶしをシンボルマークにしているのが、オトポールという組織です。

そのオトポールのリーダーが、セルビア・ベオグラードの革命を成功させたポポビッチ氏。世界各国から優秀な人材を集め、エジプトなど世界各国の組織に革命ビジネスを販売しているとのこと。トルコの暴動には関わっていないとの事でしたが、はたして真実は・・・このトルコ暴動との関わりの部分は残念ながら番組でも明らかにされませんでした。

ナビゲーターの畑中美樹の未来予測では、「トルコが世界の中心に」と予測されていました。カスピ海沿岸で産出される石油や天然ガスといった資源を運ぶパイプラインがトルコに張り巡らされていて、トルコではこれをヨーロッパへ繋ごうと計画しているそうです。

また2030年には世界の人口に占めるイスラム教徒の割合が30%を超えますが、そのイスラム圏の国の中でもっとも経済的に豊かなのもトルコです。2014年8月に行われる大統領選挙で、今後の方向性を判断することになるのではないかと畑中氏はコメントされていました。

エルトゥールル号遭難事件やイラン・イラク戦争時のトルコ航空機による日本人救出フライトなど、トルコは日本と絆の深い国です。世界の中心になっていくトルコと、様々な面で日本の人的・経済交流が増えていってくれればと思います。

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