企業・商品の価値の本質を見出し正確に伝える事が重要、カンブリア宮殿「日本企業の力を引き出せ!ヒット連発!“可士和マジック”の神髄」視聴レビュー

2013年8月8日(木)に放送されたカンブリア宮殿には、ユニクロ、楽天、セブン&アイ、ツタヤなど日本の大手企業の戦略をデザインという視点で支え、関わるプロジェクトで成功を収めてきたアートディレクター、佐藤可士和氏でした。

デザイナーやクリエイターのような方なのかな、と佐藤氏のことはほとんど知らずに当ブログ管理人は番組を視聴したのですが、企業の本質的価値を掘り起こし、デザインの力でその魅力をいかに消費者に伝えていくかという視点が面白く最後まで見入ってしまいました。

個人的にすごいと感心したのが、ユニクロの柳井氏、セブン&アイの鈴木敏文氏、楽天の三木谷氏など、名だたる経営者が佐藤氏に直接仕事を依頼しているという事実です。だからこそ、企業の一部門では普通できない大きな改革を、佐藤氏に依頼したクライアント企業は実現し結果を生み出せているのだと思います。

カンブリア宮殿ではプライベートブランド・セブンプレミアムで好調なセブン-イレブンや、ホンダの軽自動車をトップに押し上げたNシリーズなどが実例として取り上げられていました。ホンダの株価が好調な要因の1つは、佐藤氏の存在かもしれません(ホンダは東証一部上場、証券コードは7267)。

セプンプレミアムの商品で黒の折り畳み傘を開いた際、タグが白色だった点を黒&グレーに直すよう指摘されていたり、ペンの小さな印字書体を変えるよう指示されている点から、神は細部に宿るという格言を思い出しました。

また現在、佐藤可士和氏が手がけるビッグプロジェクトとして、「ヤンマープレミアムブランドプロジェクト」があるとのこと。今年の夏にヤン坊マー坊がいなくなるというニュースがあった事は知っていましたが、その背景と理由を知ることが出来て納得しました。

創業100年のヤンマーの企業イメージを「圧倒的な技術力で世界に支持されている」というプレミアムなブランドイメージへと転換する。そのために、会社ロゴを含め大きな改革が施されていました。その模様は「ヤンマープレミアムブランドプロジェクト」の公式サイトでも垣間見ることができます。・・・ヤンマーは上場していないんですね、投資候補として検討したかったのに残念。

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