結果的に“人を助けている”企業が強い!カンブリア宮殿「客が泣いた!社員が泣いた!経営者も涙した!“大感動経営”スペシャル」視聴レビュー

2014年10月9日(木)放送のカンブリア宮殿「客が泣いた!社員が泣いた!経営者も涙した!“大感動経営”スペシャル」は普段の回とは違い、1人の経営者が登場するのではなく人の心を動かす“感動経営”をテーマに、過去に番組で紹介された4社の取り組みがランキング形式で案内されていました。

第4位、最初に紹介されたのが、「一山一家」の団結力が宿るスパリゾートハワイアンズです。震災で大きな被害を受けたスパリゾートハワイアンズですが、震災の翌年にはV字回復を果たします。この模様は2013年7月のカンブリア宮殿でも取り上げられています。

スパリゾートハワイアンズを率いる常磐興産の斉藤一彦会長は震災直後から正社員の雇用を守り、またフラガール等のスタッフも全国で講演を行うなど、一山一家の精神で様々な機器を乗り越えてきています。

感動経営の第3位は、1袋で数十円という激安のもやしビジネスで年商72億円、33年連続の黒字経営を続けている驚異の企業サラダコスモです。2014年5月8日のカンブリア宮殿に、サラダコスモの中田智洋社長が登場されていました。

売り上げの柱の一つでもあるカイワレ大根がO-157事件で壊滅的な被害を受けた時にも、自分の資金が底をつくまで雇用は守ると宣言し、生産する発芽野菜の品目を増やすことで危機を乗り越えます。また今では当たり前となったもやしの無添加・無漂白も、サラダコスモが子供や孫の安心・安全のために開発したのが始まります。

涙の感動経営第2位は、愛媛県の内子町にある地元女性の手作り道の駅「内子フレッシュパークからり」です。オープンスペースに屋根をつけただけという質素な作りの道の駅ですが、年間70万人以上が詰めかける人気の道の駅です。からりは2014年3月20日のカンブリア宮殿「地方の底力スペシャル」で取り上げられていました。

内子フレッシュパークからりで売られているものは、野菜はもちろん、豆腐や醤油などの加工食品、パンやケーキ、工芸品まで、全てが内子町内で作られた商品だけです。しかもそのからりの運営も、品質管理、商品開発、イベント企画まですべて地元の女性たちが自主的に行っているのが特徴です。自立した農家の集団が自分たちで運営し、消費者の感動を直に感じている。それがからりの強みだと思います。

カンブリア宮殿、涙の感動経営第1位は世界中が幸せになるふわふわパンの“パンの缶詰”を生み出した栃木県・那須塩原市にあるベーカリー「パン・アキモト」です。パン・アキモトの秋元義彦社長は、2014年2月6日のカンブリア宮殿に登場されていました。

非常食というと乾パンのように固いものを想像しがちですが、パンの缶詰は製造から3年たっても焼きたてパンのようにふわふわで柔らかく、味の種類も20種類以上に及びます。このパンの缶詰が素晴らしいのは、1缶800円で企業が備蓄したパンの缶詰を賞味期限1年残した状態で回収し、被災地など食べ物に困る地域へ届ける、という「救缶鳥」というビジネスモデルを構築した点です。

カンブリア宮殿のラストで村上龍氏も話されていましたが、感動経営と呼ばれる企業は、結果的に“人を助けている”企業だと言えます。当サイト管理人KENも自営業者として、人を助けるビジネスを生み出し続けて行きたいと思います。

スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です