ブラックサンダーにポッキー、日本のお菓子は世界でも通用する!ガイアの夜明け「世界を喜ばす!ニッポンのお菓子」視聴レビュー

2014年10月7日(火)に放送されたガイアの夜明け「世界を喜ばす!ニッポンのお菓子」では、これまであまり海外で普及してこなかった日本のお菓子が、アジアなどの経済成長著しい新興国や、健康志向の高まっている先進国で人気になっている事実を取り上げていました。

台湾に5,000店舗を展開するセブンイレブンでは、日本の有楽製菓が作るチョコレート菓子「ブラックサンダー」が大人気だそうです。成田空港のお菓子売り場も外国人観光客に人気で、お土産として日本のお菓子を箱買いして飛行機に乗り込む人が多いとのこと。

ブラックサンダーは当サイト管理人の自営業者KENも好きでよく購入するチョコレート菓子です。コンビニで開催される「700円以上購入すればくじ1枚」といったキャンペーンで、端数の金額を埋めるのにも30円のブラックサンダーは重宝するんですよね。

そんなブラックサンダーは、1955年に創業した老舗の菓子メーカー、有楽製菓株式会社の代表商品です。有楽製菓は他社のPBブランドやOEM商品の生産が中心で、ブラックサンダーなどの自社ブランド商品はわずか10種類程度です。知名度も低い会社でしたが、2008年の北京オリンピックで体操の内村選手がブラックサンダーが好物だと話したことで、人気に火が付いたそうです。

ブラックサンダー人気を利用して下請け頼みから脱却するため、有楽製菓は2014年9月、ブラックサンダーをチョコレート菓子の本場とも言えるアメリカに売り込みに行きます。

アメリカ・シアトルにあるウワジマヤというスーパーマーケットで、有楽製菓の伊藤さんはテストマーケティングを実施。アメリカのチョコ製品に比べて甘くないのが良いと、アメリカ人にも好評でした。パッケージや商品名を変えられれば、米国市場でもブラックサンダーは人気に火が付くと思います。

ヤマザキナビスコの「オン・ザ・リッツ」、ネスレの受験生向け「キット、サクラサクよ」、そして江崎グリコ(東証1部上場、証券コード2206)の「ポッキー・オン・ザ・ロック」など、お菓子メーカーは様々なイメージ戦略を実施してきました。

インドネシアの首都ジャカルタでは、車体に「POCKY」と書かれた真っ赤なワゴン車が街中を走りまわり、中学や高校の昼休みに校庭で試供品を配っています。学生たちにスマホを使ってTwitterなどのSNSに投稿してもらうことで、インドネシア全体での拡販とイメージアップにつなげる試みです。

グリコは早くから海外展開を始め、主力商品のポッキーはすでに約30カ国もで販売されているそうです。しかし、各国の代理店に任せきりにしてきたため、国によって商品名が違ったり、認知度も低かったりと苦戦が続いてきました

そこでグリコでは、2012年に「ポッキーグローバルブランド計画」を開始。2020年の東京オリンピックの年には、海外での売り上げを現在の約2.5倍にあたる10億ドルを目指すという目標を立て、海外販売のテコ入れに動き出しています。

2014年、グリコはマレーシアに初めて日本人駐在員を派遣します。マレーシアのお菓子市場では、キットカットなど欧米の菓子メーカーの商品が人気になっているため、グリコは将来を見据えまだライバルが進出していないボルネオ島の“パパママストア”と呼ばれる小さな個人商店や、ジャングル奥地の村を開拓しています。ポッキーの試食を通じて子供たちに人気の商品だと店主に訴えることで、まずはお店にポッキーを置いてもらえるよう取り組んでいます。

日本のお菓子は欧米のお菓子に比べても健康的なイメージがあり、また形が崩れにくいなど工夫がなされている逸品ぞろいです。海外でも十分に売り上げを増やせる可能性があると管理人KENも思います。もっともっと、日本のお菓子メーカーに海外進出してもらいたいものです。

スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です