一澤信三郎帆布はオンライン販売しないからこそ人気>カンブリア宮殿「京都オンリーワンのものづくり!奇跡の老舗かばん店の全貌」

2018年5月10日(木)放送のカンブリア宮殿「京都オンリーワンのものづくり!奇跡の老舗かばん店の全貌」に登場されたのが、1905年に創業し、京都に1軒だけお店を構え、オンライン販売もしていない老舗カバン店「一澤信三郎帆布」の店主、一澤信三郎(いちざわ・しんざぶろう)さんです。

丈夫で長持ち、シンプルなカバンを販売する一澤信三郎帆布の特徴は、店名にもなっている船の帆として使われていた“帆布”を使っている点です。京都の名門“同志社小学校”のランドセルも一澤信三郎帆布のものです。

一澤信三郎帆布では基本残業は無く、子供が小さいうちは3時上がりや4時上がりもOKにしており、定年も導入せず社員が長く働ける環境を整えています。

カバンの細かな修理も引き受け、さらに帆布では難しい染物デザインのカバンも生み出すなど、老舗の良さと先進性を両立されていることが一澤信三郎帆布の人気が続く要因になっていると思います。

偽の遺言書のお家騒動を乗り越えた一澤信三郎帆布

会社が軌道に乗ってきた2000年初頭、先代が亡くなると2つの遺言状を巡って三男で当時社長だった信三郎氏と、長男の相続争いが勃発してしまいます。最初の判決で敗訴した信三郎社長は解任されますが、彼を慕ってついてきた職人たちと一緒に「一澤信三郎帆布」を立ち上げます。

さらにその後、2通目の長男有利な遺言書が偽物だったことが判明し、逆転勝利というまさにドラマのような結末を迎えます。顧客や地元の人たちから信頼されてきた一澤信三郎と職人の努力と誠実さが呼び込んだ勝利でしょう。

不勉強ながら一澤信三郎帆布の存在は今回のカンブリア宮殿を初めて知りました。ネット通販では購入することのできないカバンを扱っていますので、京都を訪れる際には店舗に訪問してみようと思います。

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