V字回復に成功したマクドナルドと西武ホールディングス⇒カンブリア宮殿「大復活スペシャル2017 “奇跡の大逆転”の舞台裏」

2017年12月21日(木)放送のカンブリア宮殿「大復活スペシャル2017 “奇跡の大逆転”の舞台裏」はマクドナルドと西武ホールディングスというどん底の経営危機から、2017年に大きな復活を遂げた企業の”復活劇”を描いた年末のスペシャル放送回でした。

2013年に業績低迷に苦しんでいた日本マクドナルド(ジャスダック上場、証券コード:2702、株主優待食事券あり)当時の社長、原田泳幸氏の後任としてトップに就任したサラ・カサノバ社長。

サラ・カサノバ社長はエビフィレオやメガマックなどのヒット商品を世に生み出した立役者でしたが、上海の取り引き会社による期限切れチキン問題や異物混入問題などで業績が急降下。2016年には過去最大の300億円を越える赤字へと転落してしまいます。

そんなどん底の中でカサノバ社長は47都道府県の店舗を回るなど徹底的な現場目線での改革を行い、2017年の決算では純利益が上場後の過去最高を更新するまでにV字回復に成功されます。

V字回復につながった新商品の1つが「グラン」シリーズのハンバーガーです。手ごねで作られた特製バンズに100%ビーフパティ、新鮮な野菜が使われたこだわりのバーガーとのこと。当ブログ管理人KENはまだグランシリーズを食べた事が無いので、次回マックに訪れる時はグランクラブハウスを注文してみようと思います。

“POWER of ONE”を企業スローガンにマクドナルドを復活させたサラ・カサノバ社長。最大の赤字の中で社員の基本給を上げたのは普通の経営者にはなかなかできることではありません。

有価証券報告書の虚偽記載でカリスマとして君臨してきた堤義明氏が2004年に退任し、上場廃止へと追い込まれた西武ホールディングス(東証1部上場、証券コード:9024、株主優待あり)。

有利子負債1兆円を越える西部の再建を託されたのが、みずほ銀行から送り込まれた後藤高志(ごとう・たかし)社長です。後藤社長は全国のプリンスホテルを回り、高輪や大磯などポテンシャルを持つプリンスホテルにのみ投資を集中させることで事業をV字回復させます。

赤坂プリンスホテルを解体し、オフィス、ホテル、マンションの複合ビルへと建て替え以前の5倍の利益を上げる物件に変貌させたのも後藤社長です。赤プリから生まれ変わった「ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町」には一度ぜひ泊まってみたいものです。

指示待ち族だった西部社員の意識を“ほほえみファクトリー”という現場の社員が新規事業を企画するプロジェクトで変えた後藤社長。2016年3月期決算で西部は過去最高の純利益を上げるまでに復活しています。

今回のカンブリア宮殿を視聴し、1企業経営者としても徹底した顧客目線や社員の自立性サポート、現場主義の重要性について学ぶことが多々ありました。

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