コスタリカのアルバラード大統領、ニュージーランドのアーダーン首相、ベルギー・メヘレン市のソーメルス市長から学ぶリーダー像⇒未来世紀ジパング「今こそリーダー論!未来を拓く”世界一のリーダー”徹底取材!」

2018年11月21日(水)放送の未来世紀ジパング「今こそリーダー論!未来を拓く”世界一のリーダー”徹底取材!」で紹介されたのがコスタリカの若きリーダーに選ばれたカルロス・アルバラード大統領、世界で初めて産休を取ったニュージーランドのアーダーン首相、そして世界一の市長に選ばれたベルギー・メヘレン市のバルト・ソーメルス市長です。

ニュー・エコノミクス財団による地球幸福度指数で第1位に輝いた中南米のコスタリカ。そんな世界一幸せな国コスタリカで、38歳という若さで大統領に就任したのが元新聞記者のカルロス・アルバラード氏です。

エコツーリズムの概念を生んだ国でもあるコスタリカは、公立の病院は全て無料、高校まで公立の学校は給食含め全て無料、フィゲーレス元大統領の政策で軍隊も無くなるなど、まさに国民にとって幸せな国と呼べる環境が整っています。

そんなコスタリカですが2000年代になると汚職が増え、大統領経験者も逮捕されるなど政界の不祥事が目立つ状況に。そこで登場したのが新生党が生んだ若きリーダー、アルバラード新大統領だったのです。

アルバラード大統領は公務員の給与や退職金を減らす財政赤字にメスを入れる政策を始めましたが、これが国民からは大不評。しかしアルバラード大統領はコスタリカの未来のためにも、過去の政権が20年に渡り先送りしてきた財政問題を解決しようと確固たる信念のもと改革に挑んでいます。こうしたエネルギッシュで理想を持った若いリーダーは大変貴重な存在だと思います。

国のトップとして初めて産休をとったのがニュージーランドのアーダーン首相です。女性が活躍するのは今や当たり前のことですが、国のトップとして世界で初めて産休を取るというのはまさに画期的な出来事です。

日本は国会議員のうち女性議員はわずか1割ですが、アーダーン首相率いるニュージーランドは女性の国会議員がなんと4割を占める、まさに女性が活躍する最先端の国でもあります。

ニュージーランドは国会の議場で授乳が許可されており、家族ルームが併設されているなど、子供を持つ女性議員にとって嬉しい環境が整っています。日本も女性の社会進出をうたうのであれば、やはり国会から変えていくべきだと感じました。

番組最後に紹介されたのが、人口8万人と小規模ながら130カ国から来た人々が住む国際都市、ベルギー・メヘレン市のバルト・ソーメルス市長です。移民・難民と地元民を共生させたことが評価され、シティ・メイヤーズ・ファウンデーションによる世界一の市長にも選出された人物です。

2001年にメヘレン氏の市長に就任したソーメルス氏は、警察や防犯カメラなどに投資し安全な街を作り上げ、整備と清掃を強化してキレイな街へと生まれ変わらせ、自転車の乗り方講習からバディ制度など移民難民に対する手厚いサポートを作り上げることで、徐々に市を改善してきました。

ソーメルス市長が最後に語ったリーダー像は「真のリーダーは希望を作るべき。一緒にできることは何か、人々に未来を示し、楽観的な姿勢でいて、現実的な政策をとる。」でした。企業経営者としても胸を打つ言葉です。

2018年、日本では自民党総裁選、アメリカでは中間選挙がありました。ヨーロッパではドイツのメルケル首相の引退が決まるなど、世界のリーダーの分岐点の年でもあった一年です。ソーメルス市長が語ったリーダー像を持つ世界のリーダーが生まれてくれることを強く願います。

未来世紀ジパングの公式サイトでは、WEB限定動画が公開されています。動画の長さはなんと50分!自分が知る限り未来世紀ジパングのWEB特別編動画としては最長の長さです。

カルロス・アルバラード大統領への日本のメディアとしては初の取材インタビューなど、コスタリカについて深堀りされた動画ですのでご興味ある方はぜひ視聴されてみてください(⇒未来世紀ジパング公式WEB動画はこちら)。

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