テレビ東京が財界のフィクサー許永中氏をスクープ取材!ガイアの夜明け「追跡!マネーの”魔力”」

2017年12月26日(火)放送のガイアの夜明け「追跡!マネーの”魔力”」は年末放送の90分スペシャル回。イトマン事件の許永中氏のスクープ取材や、驚きのタンス預金の現状、レオパレス21のサブリーズ終了プロジェクト、元グッドウィルグループの折口雅博氏の現在など、日本人と金をめぐる異変を追跡した拡大版でした。

番組冒頭、戦後最大の不正経理事件「イトマン事件」のキーマンでもある在日韓国人の許永中氏が、初めて日本のテレビ局のインタビュー取材に応じていました。テレビ東京によるスクープと言えます。

バブル時代、銀行による乱脈融資によって引き起こされたと言えるイトマン事件。政財界とも強いつながりのあった許永中氏の現在や、マネーの魔力について知見を広げることができました。

今回のガイアの夜明けを視聴し初めて知ったのですが、孤独死など相続者がいない場合、遺産は最終的には国のものになるんですね。孤独死などによる遺品処分会社によると、タンスなどから発見される現金や貴金属は非常に多いそうです。

ゼロ金利・低金利が続いていることもあり、日本の不動産投資市場は非常に活況です。不動産投資バスツアーや不動産投資セミナーの参加者も増えているようです。番組ではマンションの一等売りを手掛けるフェイスネットワーク社が5億円を超える契約を締結する模様も放送されていました。

都心の不動産投資が盛り上がる一方、地方では相続税対策としてアパート経営を株式会社レオパレス21(東証1部上場、証券コード:8848、株主優待あり)とサブリース契約したオーナーが、家賃減額を迫られるという深刻な問題も増えているそうです。

2014年1月にはLPオーナー会というレオパレスのオーナーのための会が発足し、家賃減額を撤回するようレオパレス21に対して集団訴訟を起こしているほどです。

ガイアの夜明けではレオパレス21の深山英世社長に取材を実施。レオパレス深山社長は取材に対して交渉は契約の範囲内、家賃減額もすべて合意の上だったと主張していましたが、内部資料によると「終了プロジェクト」と名付けられた解約や減額を指示するメールも出回っているとのこと。・・・レオパレス21に投資・契約するのは絶対にやめようと、強く思った取材内容でした。

番組終盤、元祖ヒルズ族で元グッドウィル・グループ会長でもある折口雅博氏への独占取材にガイアの夜明けは成功していました。1991年にジュリアナ東京をオープンした折口雅博氏ですが、二重派遣など様々な問題によってグッドウィルは倒産、本人も自己破産しています。

そんな折口氏は現在、アメリカで「ブロード キャピタル パートナーズUSA」という投資ファンドの代表を務めています。MEGUという日本食レストラン事業でトランプ氏と契約するなど大復活を遂げています。

マネーに狂乱したバブル時代。上昇し続ける株価に不動産価格の高騰と、2017年はバブル時代を思い起こさせる出来事が多い1年でした。2018年は平成最期の年。日本のマネーはどう動いていくのか、経営者としても注視して行ければと思います。

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