スタバやマクドナルド、サガミチェーンが進出するイタリア・ナポリ、未来世紀ジパング「変わりたいイタリア、変わりたくないイタリア」

2017年12月、ピザがユネスコの無形文化遺産に認定されたイタリア。2018年1月8日(月)放送の未来世紀ジパング「変わりたいイタリア、変わりたくないイタリア」は、イタリア文化の象徴とも言えるバール(BAR)とスタバの戦い、イタリア北部の独立騒動、美人過ぎるローマ市長ラッジ氏の評価、和食サガミチェーンのイタリア進出など、変化のイタリアを取り上げた回でした。

バール(BAR)でエスプレッソを飲むという独自のコーヒー文化のあるイタリア・ミラノに、2018年、初進出を予定しているのがアメリカのコーヒーチェーン大手スターバックスです。

イタリア全土に約17万軒もあり、コーヒーだけでなく朝昼晩の食事や、夜にお酒も飲めたりするイタリアのバール。スタバの旗艦店がミラノ中心部に誕生するとあって、近隣のバール店主たちは戦々恐々のようです。

2017年10月、世界遺産ベルガモがあるイタリア北部のベネト州とロンバルディア州にて、独立を見据えたものとも言われる自治権拡大の賛否を問う住民投票が実施されました。結果は95%以上が賛成に投票しています。

2016年にポピュリズム政党「五つ星運動」から出馬し、多くの支持を集め当選した美人過ぎるローマ市長のラッジ氏。市長就任から1年半、イタリアを変えたい市民の期待を集めていたラッジ市長ですが、ゴミ問題や財政難、治安悪化、観光客のマナー違反、汚職など様々な課題が解決されないままのようです。

EU内の競争もあり変わらざるをえなくなっているイタリア。2015年のイタリア・ミラノ万博で日本館が人気だったように、日本食は食の国イタリアでも人気です。

ミラノ万博に出店した「サガミ」「あいそ家」「どんどん庵」等の和食レストランチェーンを展開する株式会社サガミチェーン(東証1部上場、証券コード:9900、株主優待券あり)もイタリア市場でチェーン展開を狙う日本企業の1社です。

サガミチェーンはミラノ万博後、2度にわたり試験店をオープンするなど石橋を叩きながらイタリア展開を進めてきました。アルデンテに通じる固めのうどんが使われた名古屋仕込みの味噌煮込みうどんを看板メニューに、2018年の今年、チェーン展開を見据えた1号店オープンを予定しています。

今回の未来世紀ジパングを視聴し、日本とイタリアには頑固者という国民性に加え、変化を受け入れやすい土壌があるという共通点も分かりました。イタリアと日本、文化交流がより進むことで、お互いの良い面をとくに食文化に取り入れられる気がします。

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