ソフトバンクの孫正義社長が登場!カンブリア宮殿400回記念スペシャル「日本を爆発させる“大ボラのススメ”」視聴レビュー

2014年7月31日(木)放送のカンブリア宮殿は放送400回記念スペシャル、普段より30分長い90分拡大版でした。登場したのは東証1部上場企業(証券コード9984)の巨大企業、ソフトバンク株式会社の孫正義(そん・まさよし)社長です。番組テーマは「日本を爆発させる“大ボラのススメ”」でした。

8年前の2006年4月17日に放送が始まった「カンブリア宮殿」、その2006年4月に孫正義社長は大勝負に打って出ます。日本企業としての企業買収の最高額、2兆円近い金額でボーダフォン・ジャパンを買収し、携帯ビジネスに参入する大勝負です。

巨額借入やドコモとauとの競争など、無謀すぎる挑戦にしか見えない状況の中、孫正義社長は「10年以内にドコモを超えられなかったら腹を切る」という大ホラを吹き、そしてiPhoneの独占販売や米国スプリント買収などを経て、docomoを売り上げ&純利益共に抜き去ることに成功。今や「トヨタを超える」「300年間成長し続ける」という新しい大ボラを吹き、快進撃を続けています。

ソフトバンクと言えば一時期はつながりにくい携帯会社として悪い意味で有名でしたが、田舎や都会のつながりにくいエリアで基地局を増設し、プラチナバンドの採用で「つながりやすさNo.1」をアピールするまでに至ります。

また孫社長は太陽光事業において「アジアスーパーグリッド構想」を唱え、モンゴルで発電した電力を日本を含むアジア各国に行き渡らせる巨大な構想を進めています。番組では100年以内には実現できるのでは、と話されていました。

番組の中盤、シリコンバレーに本拠地を構える年商3兆円の巨大企業グーグルが、東大発の日本のベンチャー企業「シャフト」を含む高いロボット技術を持った企業を買いあさっている事が取り上げられていました。

スマホの基本ソフト「Android(アンドロイド)」のように、グーグルはロボット市場の基本ソフトでも盟主になろうとしているのでは、という推測も番組内で話されていました。

ロボット市場で独走グーグルに勝負を挑んでいるのが、そう、ソフトバンクです。モバイル、太陽光の次に孫正義社長が注目している新分野がロボット産業とのこと。2014年6月5日にはソフトバンクから身長121cmの自立式ロボット「pepper」(ペッパー)も発表されました。人とのコミュニケーションに特化したロボットで、本体価格19万8000円(税抜)で一般家庭向けに販売されます(2015年2月発売予定)。

番組の後半、世界的にも注目される大阪大学のロボット研究者、石黒浩(いしぐろ・ひろし)教授が登場し「ジェミノイド」という人間そっくりな「分身ロボット」を紹介していました。石黒教授はデパートで販売員として活躍する女性型ロボットや、落語家の桂米朝が協力した米朝ロボットなど、人間を模したロボットを生み出しています。

石黒研究室の技術を使った一般向けロボットの開発・販売を行うのが、大阪にあるヴィストン株式会社です。サッカーのロボカップで5年連続優勝を果たすなど、様々なロボット開発で世界の注目を集めています。ヴィストン社では小型ロボットを中心に10万台以上を販売し、世界的にも珍しくロボット事業で黒字経営を続けています。

番組の最後に孫正義社長は、中国のように労働人口の多い国は国力も高まる、だからこそ日本で産業用ロボットが増えればラストチャンスとして戦える、といった趣旨の事を話されていました。確かにロボット技術が正しい形で発展し普及すれば、日本の国力も著しく高まると思います。ロボットが一家に一台という時代も孫正義社長が話されていたように30年以内にやってくると自分も思います。

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