「うまくたの里」「丹後王国」「道の駅 清川」が紹介されたガイアの夜明け「進化を続ける道の駅2 ~民間パワーで客を呼ぶ!驚きの仕掛け~」
1993年に「道の駅」が誕生して2018年で25年を迎えるそうです。2018年7月3日(火)放送のガイアの夜明け「進化を続ける道の駅2 ~民間パワーで客を呼ぶ!驚きの仕掛け~」は、全国1,100か所以上に存在する道の駅から「うまくたの里」「丹後王国」「道の駅 清川」など驚きの仕掛けで人気の道の駅が紹介されました。
千葉県木更津市に2017年10月にオープンした道の駅が「うまくたの里」です。道の駅正面では巨大ピーナッツのオブジェが出迎え、ピーナッツ菓子の詰め放題があり、ピーナッツご飯を食べられるなど、千葉の名産ピーナッツ尽くしの道の駅です。
ピーナツ道の駅のうまくたの里を運営するのが、静岡県熱海市に本社を置く観光土産品の製造卸業からスタートした民間企業「TTC」です。民間ならではのアイデアでうまくたの里を人気の道の駅に押し上げています。
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遊びにグルメ、ホテル、温泉などを備え西日本最大級の広さを誇る道の駅が京都・京丹後市にある「丹後王国 食のみやこ」です。もともとは農業公園として誕生した場所ですが、運営していた民間企業が2014年に赤字のため撤退。その後、運営を任されたのが、人材サービスの「パソナグループ」です。
地元の農家や牧場運営者など一時生産者の協力を取り付け、パソナは2015年に丹後王国をオープン。生産者の売上アップや地域雇用の拡充を図ったこともあり、年間10万人だった来場者を40万人に増やすことに成功されます。
パソナグループのひとつで家事代行サービスを行っているパソナライフケア社とも協業し、家事代行スタッフに夕食を作ってもらうサービスで丹後王国の食材を使ってもらう取り組みも行っています。
人口約3000人という神奈川県唯一の村“清川村”に2015年オープンしたのが「道の駅 清川」です。2011年創業のベンチャー企業「アグリメディア」に2018年4月から運営を委託したところ、赤字続きだった道の駅清川はなんとわずか2か月で売上前年比150%を達成することに成功したそうです。
道の駅・清川に訪れるお客さんの目当てはタケノコや山菜、ブロッコリーなど地元の新鮮な農産物です。清川村にはスーパーもコンビニも無いため、道の駅は村民の生活に欠かせない店となっています。
アグリメディア社では関東を中心に耕作放棄地などの遊休地を「シェア畑」として貸し出す事業を行っているため、神奈川県内のシェア畑の利用者からも野菜を募集し、道の駅・清川で販売しています。
道の駅の数が増える中、ビジネスとして成り立たせるにはより一層の差別化が求められています。うまくたの里や丹後王国、道の駅清川のように民間企業のアイデアと力を借りる道の駅も今後増えていくと思います。