アンデスメロンやブロッコリーで有名なサカタのタネが登場!カンブリア宮殿「花と野菜の100年企業 知られざるグローバル種子革命」

ブームもあり自宅の庭やマンションのベランダで家庭菜園を楽しむ人も増えている日本において、種や苗で圧倒的なシェアを誇っているのが株式会社サカタのタネ(東証1部上場、証券コード:1377、株主優待あり)です。

2018年7月5日(木)放送のカンブリア宮殿「花と野菜の100年企業 知られざるグローバル種子革命」に登場されたのが、初心者向けキットや簡単に栽培できる品種改良まで手掛けるサカタのタネの坂田宏(さかた・ひろし)社長です。サカタのタネは1日5,000人が殺到するガーデンセンター横浜を運営する企業でもあります。

ファミリーマートと共同で背丈があまり高くならないよう品種改良し、ベランダや家でも簡単につくれるトマトなどのタネと肥料が入った園芸キット「育てるサラダ」もサカタのタネでは販売しています。

これまでのトマトよりも熟していて栄養も高く、皮が堅いため流通でも崩れない「王様トマト」や、背が低くブーケにも使えるヒマワリの「ビンセント」、無花粉のトルコギキョウなど、サカタのタネでは暮らしを変える品種改良品を多数生み出しています。

1913年に現社長祖父の坂田武雄氏が横浜に会社を設立し、花の品種改良に取り組み世界初の100%八重咲きのペチュニアや、プリンスメロンにアンデスメロンといった美味しいフルーツを開発するなど、実績と売り上げを積み上げてきたサカタのタネ。

サカタのタネの売上高は平成29年5月期連結ベースで618億円、従業員数も2,000人以上、日本の種苗業界ではトップシェアを占めています。ブロッコリーの世界シェアは65%、トルコギキョウは75%というグローバル企業でもあります。

とちおとめやレッドパールなど、日本産イチゴは2000年頃から韓国に流出し無断栽培されてしまっています。カーリング女子日本代表の“もぐもぐタイム”のおやつに韓国産いちごが使われるなど、被害も深刻な状況です。

そこでサカタのタネでは新たなイチゴの品種「よつぼし」を海外で品種登録し、の農業の知的財産を守る新たな取り組みも始めています。韓国や中国に日本の美味しい農作物が盗用されないようにするためにも、サカタのタネの対策は重要だと思います。

世界の種・苗ビジネスには巨大化学メーカーや製薬会社が参入しすさまじい競争が起きているそうです。そんな激戦の中、サカタのタネは創業以来常に世界初を目指すことで売上を拡大してきています。

種子を単なる商品ではなく、生きものとして考えているサカタのタネは気候変動の続く世界市場においても今後売り上げを伸ばしていってくれる事を個人的にも期待しています。株の投資候補としても検討したいと思います。

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