北海道厚岸に佐賀県三瀬村、北海道八雲町、阿蘇ブランド等など。ガイアの夜明け「目立たぬ”ご当地”をブランドに!」視聴レビュー

2013年12月3日(火)に放送されたガイアの夜明け「目立たぬ”ご当地”をブランドに!」を視聴しました。北海道厚岸や佐賀三瀬村など、株式会社ファンファンクション(fun function)が手掛けるご当地居酒屋や、「然(ぜん)」という熊本県阿蘇ブランドの商品など、ご当地ブランドをテーマにした回です。

東京・日本橋にある仕事帰りのサラリーマンでにぎわう人気の居酒屋、それが「北海道厚岸」です。北海道の東南に位置する港町、厚岸町特産のカキや牛乳などを扱っているご当地居酒屋です。ご当地居酒屋のもう別ブランド、佐賀県佐賀市三瀬村の2号店もオープンし、ふもと赤鶏やユズドレッシングなど三瀬村の特産品がお客さんにふるまわれていました。

ご当地居酒屋の仕掛け人は株式会社ファンファンクション(fun function)の合掌智弘社長です。大都市には北海道など各都道府県のアンテナショップがありますが、町や村まで絞り込まれたアンテナショップが無いことに気付き、現在のご当地居酒屋につながったそうです。都道府県でなく市区町村まで絞り込む、その着眼点が素晴らしいと思います。

番組では新たな店舗の候補として、長崎県の小値賀町に合掌社長が訪問しているシーンが放映されていました。小値賀町は対馬海流が運んでくるプランクトンが豊富なため、約170種類の魚が水揚げされる豊かな漁場だそうです。また火山の噴火でミネラル豊富な大地には、さやえんどうやブロッコリー等おいしい野菜が育っています。小値賀町の居酒屋ができるのもそう遠い日の話ではなさそうです。

熊本県阿蘇市は、阿蘇の外輪山によるカルデラの中に町があります。昭和の時代には観光地として栄え、新婚旅行で訪れる人などで賑わっました。しかし年々観光客が減り、温泉街の宿泊客はピーク時の半分まで落ち込んでいます。

かつての輝きを取り戻すため、佐藤義興市長を中心に観光客を呼び戻すためのプロジェクトが始まっていました。その第一歩が”阿蘇ブランド”作りです。ベーコンや牛乳、溶岩プレートなど、優れた特産品を市が認定し「然(ぜん)」という統一ブランドで2013年11月から売り出しています。

町そのものをブランド化し売り出していく手法は、こだわりを持つ日本の消費者はもちろん、海外の消費者にも受け入れられると思います。ただそのためには、中心になって動く人と、地元の協力なくしては成り立ちません。この2つがあるご当地ブランドは、今後もどんどん人気を博していくことでしょう。

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