「獺祭」や「若駒」とは違う個性を抑えた酒「八海山」、カンブリア宮殿「八海山が驚きの新展開!苦境の日本酒メーカー復活の舞台裏」
寒い冬、鍋が美味しい季節になりました。ハリハリ風鍋やいしりみぞれ鍋、味噌ちゃんこ鍋など美味しそうな鍋料理が八海山と共に冒頭から多数紹介されていたのが2016年12月8日(木)放送のカンブリア宮殿「八海山が驚きの新展開!苦境の日本酒メーカー復活の舞台裏」です。
この40年間で3分の1までに縮小した日本酒市場ですが、1980年代に全国の地酒ブームを牽引した新潟の銘酒「八海山」は今も好業績を続けています。八海山を作る八海醸造の3代目社長、南雲二郎(なぐも・じろう)がカンブリア宮殿に登場し、八海山や酒造技術の絶品について熱く語られていました。
八海山の「麹だけでつくったあまさけ」や「塩麹漬けもちぶた」、酒かすで作ったバウムクーヘンやヨーグルトなど、日本酒造りで培ってきた技術力によって様々な新商品を生み出しているのも八海醸造の強みです。
八海山の清酒やギフトセット、甘酒、梅酒といった商品はネット通販でも購入可能です。
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「獺祭」や「若駒」といった個性を主張する人気の日本酒と違い、八海山は“個性を抑えた酒”を心がけられているとのこと。あえて個性を抑えることで、様々な料理に八海山が合う事、食中酒として日常的に気軽に楽しめることを消費者に伝える戦略を八海醸造では取っています。
また食中酒として安く楽しみ続けてもらうために、南雲社長は八海山を安定的に安く買える酒にすべく、ハイテク技術と職人技術の良いところをかけ合わせたハイブリッド酒蔵を建設しているのも特徴です。地酒ブームで供給不足からの値上がりを経験しているからこその消費者視点に立った取り組みだと思います。
1922年に創業し、従業員はいまや200人以上、売上高は92億円とまもなく100億円の大台を目指す八海醸造株式会社。安定供給が可能な酒なだけに、世界で日本酒ブームが盛り上がっていけば、今後ますます売上アップにもつながっていくことでしょう。
米や麹、発酵食品を取り揃えた直営店舗「千年こうじや」や、八海醸造が地元八海山の麓の新潟県南魚沼市で展開する魚沼の四季と食文化を楽しめる「魚沼の里」に、当ブログ管理人KENもいつか訪れてみようと思います。