IT活用したアサヒ飲料が記憶に残る、ガイアの夜明け「真夏の自販機戦争!」視聴レビュー
2013年8月20日(火)に放送されたガイアの夜明け「真夏の自販機戦争!」を遅ればせながら視聴しました。日本全国にある飲料自動販売機の台数は256万台、しかし、都心の道路脇はすでに飽和状態とのこと。
ガイアの夜明けで表示された市場調査によると、自動販売機の設置台数ランキング、第1位はコカ・コーラ、第2位はサントリー、第3位はダイドードリンコ、第4位はアサヒ、第5位はキリン、そして第6位は伊藤園の順番でした。
ただし、ここ数年、自販機は減少傾向。深夜まで営業するスーパーやコンビニが増えたことに加え、コンビニで本格コーヒーなど飲料の展開が本格化したことでお客さんを取られているのが最大の要因のようです。
ガイアの夜明けで最初に登場したのが、売り上げの9割を自販機が占める飲料メーカー、ダイドードリンコでした。自販機メーカーでは唯一、ポイントカード対応の自動販売機を提供しています。ダイドーは現在、オフィスや商業施設の中への営業を強めているそうです。
仙台に本社がある自販機運営会社、デリコム。様々な飲料メーカーの売れ筋ドリンクを集め、100円で販売するワンコイン自販機でビジネス展開しています。社長の原田英明さんが目を付けたのが過疎地。
デリコムでは住民たちが買い物に不便している過疎地にこそ自販機の需要があると考え、飲料だけでなくカレーやお菓子など食品も買える自販機を用意。宮城県・丸森町にある商店前に、会社にいながら自販機の売り上げが分かる無線機を取り付けた“無人コンビニ”なる自販機を設置。地域の人が次々に買いに来てくれ、盛況のようです。
自動販売機がテーマだった今回のガイアの夜明け、管理人KENが個人的に一番興味をもったのがアサヒ飲料です。自販機設置状況が分かるスタッフ向けタブレット導入や、外国人に喜ばれる無料Wi-Fi自販機を開発し景観に厳しい伊勢に売り込むなど、ITを活用した自販機戦略が素晴らしいと感じました。
アサヒ飲料は昔上場していましたが上場廃止し、今はアサヒグループホールディングス株式会社の子会社という位置づけです。アサヒグループホールディングスは東証一部上場で株主優待もあるため、投資を検討してみようと思います。