熟成肉・グラスフェッドビーフ・ウルグアイ牛肉など牛肉尽くしの未来世紀ジパング「牛肉ブームに異変!知られざる”牛肉大国”が日本上陸」
立ち食いスタイルで圧倒的な安さで牛肉を提供しているいきなり!ステーキや、アンガスステーキが人気メニューのロイヤルホストなど、美味しい牛肉を扱うお店の人気が高まっています。中国では火鍋ブームも起こり、世界的な牛肉の価格高騰が続いています。
当番や他番組の影響で3週間ぶりの放送となった2018年7月11日(水)放送の未来世紀ジパング「牛肉ブームに異変!知られざる”牛肉大国”が日本上陸」では、エイジングシートで作られる熟成肉や牧草だけで育ったニュージーランドのグラスフェッドビーフ、ウルグアイの牛肉輸出解禁など世界の牛肉ビジネス最前線が取り上げられました。
熟成肉の火付け役と言える格之進が始めた新たな試みが、熟成肉を提供するだけでなく学ぶことができる「格之進肉学校」です。客が肉に関するテストを受け、その結果次第でミニカレーなどプレゼントを得られるサービスを提供しています。
東京都の調査によると熟成肉を扱う事業者のなかには、食中毒を引き起こす可能性のある菌を持った肉を扱う所もあるそうです。番組で紹介されていた飲食店の企画や運営を手掛けるフードイズムと明治大学が共同で開発した短期間で熟成肉を製造できる「エイジングシート」の人気は今後高まりそうです。
熟成肉ブームの次に来るのではと思われるのが、牧草だけで育った赤身の牛肉「グラスフェッドビーフ」です。このグラスフェッドビーフを日本で広めたいという動きが、牛肉の95%がグラスフェッドビーフだというニュージーランドで起こっています。
健康志向が高まる日本において、霜降り牛肉ではなくグラスフェッドビーフのようなヘルシー牛肉を求める日本人は今後も増えてくるはずです。TPPによってニュージーランドのグラスフェッドビーフがステーキとして食卓に並ぶ日もそう遠くないかもしれません。
ムヒカ前大統領やサッカー強豪国としても有名な南米ウルグアイですが、世界第1位の牛肉消費国でもあります(※国民1人あたりの牛肉消費量)。そんなウルグアイは世界第7位の牛肉輸出大国でもあります。
2000年の口蹄疫の発生以来、日本でのウルグアイ産牛肉の輸入は禁止されてきましたが、2018年の今年いよいよ輸入解禁される予定です。食肉の輸入業を営むアトム株式会社もウルグアイの牛肉事業者と商談を行うなど、ウルグアイ産牛肉が日本で変える日も近いようです。
ニュージーランドのグラスフェッドビーフ、ウルグアイの牛肉の輸入などのニュースは注目ですが、世界的な牛肉需要の高まりによってエイジングシートで作られた熟成肉や日本の和牛、そして日本のグラスフェッドビーフの輸出ビジネス拡大も期待できます。