七味唐辛子の八幡屋礒五郎が登場!カンブリア宮殿「善光寺のお膝元から全国展開!創業280年 老舗七味店のフレキシブル経営!」

年間600万人が訪れる長野県屈指の観光名でもある長野市善光寺の門前にあるのが、創業280年以上の老舗七味店「八幡屋礒五郎」(やわたやいそごろう)です。

2018年7月12日(木)放送のカンブリア宮殿「善光寺のお膝元から全国展開!創業280年 老舗七味店のフレキシブル経営!」で紹介されたのが日本伝統のスパイス“七味唐辛子”のメーカー、八幡屋礒五郎の9代目&代表取締役社長の室賀豊(むろが・ゆたか)氏です。

根元 八幡屋礒五郎は江戸時代以来の人気商品”七味”の製造・加工・販売だけでなく、自社農園で素材の生産まで自らの手で行っているのが特徴です。そんな八幡屋礒五郎を長野の小さな七味店から企業へと押し上げた立役者が、九代目の室賀豊社長です。

自社農園では信州大学と共同で品種開発したトウガラシの新種「信八」や山椒、シソを育てるなど、国内産の原料製造にも注力しています。

八幡屋礒五郎では大手菓子メーカーやコンビニエンスストアと組み、オリジナルお菓子やグルメなど新商品も多数開発しています。チョコレートやジェラートなど、素材の良さをアピールするために七味を使用したスイーツ商品もユニークです。

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オリジナル七味の開発で売り上げを伸ばす八幡屋

八幡屋礒五郎は約50点の料理店向けにオリジナル七味の開発も行っています。七味はもともとお客さんのリクエストに合わせて調合していた歴史がありますので、焼き鳥などお店の味にあった七味の提供は理にかなっています。

室賀社長の入社当時、八幡屋はわずか従業員9人で、江戸時代のような典型的な家内制手工業だったそうです。そこで室賀社長は生産の機械化やパッケージの改良、七味の商品開発を積極的に行うことで、百貨店をはじめ全国への流通に乗せることに成功。

室賀社長率いる八幡屋礒五郎新たに社内にデザイン部門を設置し、イヤーモデル缶というその年ならではの七味も販売しています。また七味を使ったコスメ商品の開発・販売にも進出しています。幅広いファン層の獲得に成功した八幡屋は、この30年で従業員は10倍の90人にまで増えています。

八幡屋礒五郎は海外からの旅行者の増加や日本の人口減少を見据え、京都「七味家本舗」と浅草「やげん堀」の日本三大七味店の残り2店と初めて手を組み、七味の海外市場の開拓プロジェクトも進めています。

単なる調味料で終わるのではなく、料理ごとのオリジナル七味の開発やスイーツでの利用、そしてイヤーモデル缶のようなコレクション性の重視など、室賀社長が八幡屋礒五郎で打ち出すではとてもユニークです。いずれWASABIのようにSHICHIMIが世界で知られる言葉になる日も来ると思います。

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