フィリピンの人気リゾート・ボラカイ島は果たしてどうなる！？未来世紀ジパング「世界一のビーチを襲う”ごみ問題”～ニッポンの技術で救えるか？～」

2018年6月6日（水）放送の未来世紀ジパング「世界一のビーチを襲う”ごみ問題”～ニッポンの技術で救えるか？～」で取り上げられたのが世界のゴミ問題です。ゴミ問題に悩むフィリピンの人気リゾート・ボラカイ島の閉鎖や、北欧スウェーデンのごみビジネスが紹介されました。

汚水の違法な垂れ流しや観光客が捨てるゴミ問題に対処するため、ドゥテルテ大統領は強権を発動し2018年4月下旬、フィリピンの人気リゾート・ボラカイ島を半年間閉鎖し観光客の立ち入りを禁止しました。

2018年4月25日にボラカイ島が閉鎖されて以降、フィリピンでは島全体に下水道のインフラ整備を進めるための一大工事を行っているそうです。

フィリピン・ボラカイ島のゴミ問題の1つである排油問題の解決に向け、日本企業の金沢エンジニアリングシステムズでは排油のリサイクル設備をボラカイ島に設置。電気タクシー「トライシクル」などに使える排油燃料を生み出しています。

繊維リサイクル＆プラスチックリサイクルのリーディングカンパニーの日本環境設計では不要になった洋服を使い、地上資源として燃料生産に乗り出しています。バック・トゥ・ザ・フューチャーのデロリアンが現実となる日もそう遠くないかもしれません。

北欧スウェーデンでは、ゴミ商品専用のショッピングモールや、7色のゴミ袋に分別したごみ処理システム、ポストのようなゴミの地下輸送システム、外国からの輸入ごみエネルギービジネスなど、まさにごみ先進国と言える社会になっています。そんなスウェーデンのゴミ処理場建設に携わっているのも日本の大手企業です。

金沢エンジニアリングシステムズのような日本の中小企業、日本環境設計などが持つ最先端のリサイクル技術、そして日本の大企業によるごみ焼却発電所など、日本のゴミ対策ビジネスは世界でも十二分に通用するんですね。

プラスチックやレジ袋などのマイクロプラスチック問題も解決できる、そんな日本の技術が生まれてくれることを期待せずにはいられない今回の未来世紀ジパングでした。