独裁者がテーマ!未来世紀ジパング「池上彰&鎌田靖の世界激変スペシャル ニッポンそして世界は”独裁者”とどう向き合う!?」

2018年4月から放送曜日がこれまでの月曜日から水曜日に変わった未来世紀ジパング。新メンバーに元NHKで池上彰さんの跡を継いで「週刊こどもニュース」の2代目お父さんを務めたジャーナリストの鎌田靖(かまだ やすし)さんが就任されました。

そんな記念すべき2018年4月11日(水)放送の未来世紀ジパング「池上彰&鎌田靖の世界激変スペシャル ニッポンそして世界は”独裁者”とどう向き合う!?」は、北朝鮮の金正恩委員長など世界の混乱期・激動期に生まれやすい独裁者がテーマの回でした。

核放棄と核実験を繰り返してきた北朝鮮。金日成、金正日、そして金正恩と親子3代にわたり繰り返してきた裏切りの歴史が南国首脳会談、そして米朝首脳会談によっていよいよ終結するのではないかと期待も高まっています。

ただこれまでの歴史を知っている人たちにとって、今回もまた裏切られるのではという不信感も根強く残っています。日本でも自衛隊が有事の際の邦人避難を想定した訓練を行っています。

最悪、朝鮮半島有事の際は韓国・釜山から防衛の最前線「長崎・対馬」へと在韓法人や韓国にいるアメリカ人が避難してくる可能性があります。有事が起こらないことを祈るばかりです。

北朝鮮以外の独裁国家としては、エコノミスト誌の調査で「民主主義指数」のランキングが低いロシア、中国などが挙げられます。特に中国は憲法を変え、国家主席の任期を撤廃した習近平氏の指導者としての権力が強まっています。

習近平主席の権力集中によって中国政府の圧力が強まり、一国二制度が適用されるはずの香港ではどんどん自由が失われているそうです。2018年3月に行われた補欠選挙でも中国に反対する民主派の議席が親中派に半分奪われる結果になってしまいました。

一帯一路によって独裁国家との関係を深めている中国。2011年未来世紀ジパングの第1回放送で取り上げられたアフリカの要衝ジブチは、中国マネーの巨額投資によって中国の影響力が強まっています。

番組後半で紹介されたのが、4期目を迎えるロシアのプーチン大統領です。イギリスにおける二重スパイの暗殺未遂事件によってEUや西側諸国との対立が深まっているロシア。EU加盟国の北欧スウェーデンではロシアの脅威に備え徴兵制が復活し、軍備の強化を行っているほどです。

未来世紀ジパング曜日変更後のスペシャル放送回が「独裁者」というテーマだったことに、世界はもう平和では無いのだという現実を再認識させられました。シリアやイエメンの紛争飢餓を止めるためにも、日本や日本人の取れる行動は増しているように思います。

今回の未来世紀ジパングから、鎌田靖氏の編集後記が公式サイトに掲載されるようになりました。取材の裏話を知れる貴重な編集後記ですので、ご興味持たれた方はチェックされてみてください。

とくに今回は未来世紀ジパング動画特別編も2本公開されています。アフリカの要塞国家ジブチ、そしてジブチで活動する自衛隊について理解を深めることのできるスペシャル動画です(⇒未来世紀ジパング公式サイトはこちら)。

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