キアヌにリチウム、コーヒーもあります!未来世紀ジパング「”死ぬまでに立ちたい絶景”ウユニ塩湖…日本人が殺到する秘境ボリビア」感想&評価

2016年2月8日(月)放送の未来世紀ジパング「”死ぬまでに立ちたい絶景”ウユニ塩湖…日本人が殺到する秘境ボリビア」は、日本から見ると地球の反対側に位置する南米ボリビアを取り上げた回でした。ボリビアは「天空の鏡」と呼ばれ日本人観光客に大人気のウユニ塩湖や、スーパーフードとして人気のキヌア、充電式電池に欠かせないリチウム、さらにボリビアコーヒーと資源に恵まれた成長国家です。

ボリビアのウユニ塩湖はH.I.S.による「死ぬまでに立ちたい絶景」ランキングで、第1位にランクインしているほど日本人憧れの観光地です。ちなみにランキング第2位はモルディブ、第3位は宮古島となっています。

さらにボリビアはスーパーフードとして人気が高いキヌアの産地でもあり、ウユニ塩湖にはパソコンや携帯電話、電気自動車などの充電式電池には欠かせない鉱物「リチウム」が眠っているとのこと。リチウムの埋蔵量は、なんと世界の半分にもなるそうです。

リチウム以外にも様々な資源が眠るボリビアは、資源価格の世界的な高騰によって先住民バブルが起こっているとのこと。バブルの要因は、2006年にボリビア史上初めて先住民族出身の大統領に選ばれたエボ・モラレス大統領です。

エボ・モラレス大統領は無年金者への年金支給や教育・医療の無料化、出産・育児への助成金、チョレー建築によるビル建設など、先住民を優遇する政策を推し進めてきました。その結果、ボリビア国内の貧富の差も急激に縮小しているそうです。

番組で初めて知ったのですが、ボリビアには戦後間もない1954年に沖縄から移住してきた日系人たちが住む地区「オキナワ村」があります。沖縄から移住してきた日系人は原始林を切り開き、それまで作られていなかった小麦を栽培、今では「小麦の都」と呼ばれるまでになっています。

ボリビアにはもう1つ、コーヒーという特産品があります。しかし品質が良いにも関わらず、コカインの原料となるコカの葉を栽培する人たちが増えたため、年々ボリビアコーヒーの生産量は減っているとのこと。この状況を変えるべく、丸山珈琲の丸山健太郎氏はボリビアのコーヒー豆を相場よりも高く買い取ることで農民を支援しています。

2013年まで資源価格の高騰に支えられてきたボリビアですが、近年の資源価格の大幅下落によって経済に暗雲が立ち込め始めています。リチウム電池の技術を持つ日本が、ボリビアとより良い関係を築いていくべき時に来ているのかもしれません。

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