船橋のピーターパンが登場!カンブリア宮殿「地元にあった奇跡の店スペシャル第1弾『地域住民の幸せを膨らませる奇跡のパン屋』」感想&評価

千葉県船橋市民であれば誰もが知っていると噂の大人気パン屋、ピーターパン。2016年2月4日(木)放送のカンブリア宮殿「地元にあった奇跡の店スペシャル第1弾『地域住民の幸せを膨らませる奇跡のパン屋』」は、週末は朝7時前からお客さんが行列を作るほど地元民に愛されるピーターパンの横手和彦(よこて・かずひこ)社長が登場された回でした。

千葉県内に6店舗を展開するピーターパンは、年間売り上げが1店舗あたり約3億円を誇ります。全国の菓子・パン屋の年間売上平均が約3,000万円ですので、その10倍もの売り上げを誇る規模です。

ピーターパンの人気の理由は、徹底的に“焼きたて”にこだわっていることです。ピーターパンでの焼きたての目安はできてから30分、できたてアツアツをお客さんにふるまうことを徹底しています。

さらに、ピーターパンでは子供たちに喜んでもらえる店づくりを心掛けており、コーヒー無料のテラス席は地元住民の憩いの場にもなてっています。クリスマスイブにはサンタさんがプレゼントを配るなど、採算度外視でイベントを開催しています。パン屋の枠を超えた地域コミュニティーですね。

瀬戸内海の島のみかん農家に生まれ、元々は愛媛の信用金庫に勤めていたピーターパンの横手和彦社長。独立起業し、上京して西麻布でカラオケバーを開店し人気店に育てるものの、子供のそばで働く姿を見せてやりたいと35歳の時に手作りパン屋のピーターパンを開業します。

開店当初から焼きたてにこだわったことで人気のパン屋に成長し、宅配ピザチェーンにも進出し売り上げを伸ばします。しかし、パン屋でおいしいと買い物をしてくれるお客さんの顔を思い出したことから、売り上げ至上主義の考えを捨て宅配ピザ事業から撤退、55歳の時に再びパン屋に専念されたそうです。

年間60種類もの新商品を生み出すピーターパンでは、経験を問わず全従業員だれでも新しいパンの提案ができます。これがお客さんをわくわくさせる商品展開につながっているのだと思います。ピーターパンで積んだ経験をもとに、独立してピーターパンのような店舗を生み出す弟子も増えているそうです。

売上よりも、徹底した焼き立てと、子供たちに愛される店作り。ピーターパンの取り組みは他のビジネスにも参考になる点が多いと思います。どれだけ本気で顧客満足を高める取り組みを行えるかが、中長期的な売上に大きく影響してくる好事例だと今回のカンブリア宮殿を視聴し感じました。

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