スーパータンカーやラジオゾンデ、藤田スケールが異常気象に立ち向う!未来世紀ジパング「異常気象と闘う 第3弾」

今や世界中が毎年のように異常気象に見舞われています。2017年9月4日(月)放送の未来世紀ジパング「異常気象と闘う 第3弾」では、森林火災と干ばつ、そして竜巻と戦い人々を紹介した回でした。

番組冒頭に登場したのが森林火災時に活躍する消火ジャンボジェットです。スーパータンカーと呼ばれる消化ジャンボジェット機は元はJALのジャンボだそうです。日本ともつながりがあるのですね。

座席を丸ごと取り去り、約7万3000リットルものタンクを10個も積み込んだスーパータンカー。2017年1月に発生した史上最悪と言われるチリの森林火災にも出動し鎮火に貢献しています。

日本で採用されている異常気象を予測する最先端システム、それが一見すると古臭く思われる「観測器を積んだ風船の打ち上げ」です。

ただこの風船、明星電気株式会社が開発・生産するラジオゾンデと呼ばれる気圧、気温、湿度等の気象要素を測定する気象観測器を搭載しているのが特徴です。

アメダス等から集まった気象データと合わせてスーパーコンピューターで解析することで、より正確な天気予報を行えるようになっています。

明星電気のラジオゾンデは東南アジアのインドネシアにも輸出されており、干ばつ対策にも貢献しています。正確な天気予報ができるようになったことで、インドネシア農家の収穫量が大幅に向上しているとのこと。

世界の竜巻の実に3分の2が発生しているアメリカ。そんな竜巻の動きや強さなど、竜巻に関する多くの「謎」を解明し、多くの人命救助に貢献したのが日本人博士の藤田哲也氏です。

地震の震度のように、竜巻の強さを表す指標として「藤田スケール(Fスケール)」が採用されていることからも藤田博士の素晴らしい功績と貢献度の高さがうかがい知れます。

今回の未来世紀ジパングや森林火災に干ばつ、竜巻などの異常気象の怖さと同時に、異常気象に立ち向う科学と人々の取り組みを知れた貴重な放送回でした。

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