中国国内観光ツアー&リゾートが一大ブーム!未来世紀ジパング「驚き!中国の観光に異変 ~巨額マネーの行方 そのとき日本は!?~」
中国の観光業は現在、ディスカバー・チャイナとも称される国内旅行熱が高まっているそうです。2017年7月10日(月)放送の未来世紀ジパング「驚き!中国の観光に異変 ~巨額マネーの行方 そのとき日本は!?~」は中国人観光客の国内&海外旅行を取り上げた回でした。
万里の長城、ラクダに乗った砂漠ツアー、石窟の壁画鑑賞などなど、中国国内観光ツアー熱の高まりが番組冒頭から紹介されていました。ただ国内旅行熱の高まりはネガティブな側面ももたらしています。それが少数民族の生活の場の侵害です。
中国・貴州省の洞窟に住む少数民族ミャオ族は、観光客の招致を目的とした地元政府から貧困対策の名目で立ち退きを迫られています。国内観光ブームの高まりが少数民族の生活を脅かしてしまうのは本末転倒な気がします。
中国では東京ディズニーランドのおよそ120個分と言う敷地に、推定1兆円以上かけた超巨大リゾートの開発が進んでいます。この巨大リゾート開発に食い込もうとしている日本企業として鹿島中国が紹介されていました。
ただ今回の未来世紀ジパングを見る限り、労働者への給料未払いも発生しており、地元への恩恵も薄いということで、この超巨大リゾート開発は失敗するような気が個人的にはします。
2020年までに中国国内で60箇所のテーマパーク開発が進んでいるとの事ですが、果たしてそのうちいくつ完成し、成功するのでしょうか・・・。
2016年、中国人が海外旅行をした人数はなんと1億3500万人にも上ります。真ガキの大量発生に悩まされる北欧デンマークのように、中国人観光客を呼び込むことで、観光ビジネスと真ガキ削減という一石二鳥を狙っている国もあります。
今回の未来世紀ジパングを視聴し、良くも悪くも中国人観光客の影響力の高さを再認識しました。これが政治的に利用されるようになると、確かに中国の国際発言力は高まって行く事は間違いないと思います。