地価高騰で増える不動産トラブルの現状と対策、ガイアの夜明け「あなたの土地・住まいも狙われる… ~「地面師」「ブラック家主」 驚きの手口~」
2020年の東京オリンピックに、2025年の大阪万博、そして2027年のリニア開通など、日本にはこれから様々なビッグイベント&プロジェクトが控えています。
2019年2月19日(火)放送のガイアの夜明け「あなたの土地・住まいも狙われる… ~「地面師」「ブラック家主」 驚きの手口~」は、都市部を中心に全国的に地価が値上がりする中、土地や住まいなどの不動産を巡って不当に儲けを狙う地面師やブラック家主といった集団の現状と対策を取り上げた回でした。
他人の土地を掠め取る詐欺集団「地面師」の存在は、カミンスカス操容疑者らが積水ハウス(東証1部上場、証券コード:1928、株主優待あり)から土地の取引を巡り約55億円を騙し取ったことで大きなニュースとして取り上げられました。
他人になりすましたり嘘の取引を仕立てる地面師は、地価が上がっている現在、大企業や資産家だけでなく一般庶民の土地もターゲットにしているそうです。
番組では先祖代々受け継いできた東京・江戸川区の土地を、地面師グループにより乗っ取られて転売されてしまった方も登場。本物の弁護士やカミンスカス容疑者も絡む巧妙な手口は一般人ではなかなか見抜くのは難しいと番組を見て感じました。
ブラック地主・家主と戦う借地借家人組合
オリンピックや万博、リニアなどの大規模プロジェクトが決定し、都市の地価が高騰する中、ブラック地主・家主から不当な立ち退き要求を迫られる高齢者が近年増加しているとのこと。
借地借家法では借主が保護されており、正当な理由や適切な立ち退き料が必要です。しかしながら地価高騰もあり、悪質な不動産業者によっては高齢者に対して強硬に立ち退きを迫るところもあるようです。
今回のガイアの夜明けでは、土地や家を借りている人たちの権利を守るために組織された団体「借地借家人組合」が相談者を手助けし、不動産会社から正当な立ち退き料を勝ち取る場面も取り上げられました。
ブラック地主・家主から不当な立ち退き要求を受けている方、とくに身寄りのない高齢者の方は、借地借家人組合に相談されてみることをオススメします。厳しいコメントになりますが、やはり自分たちの土地や財産や、自分たちで守らなくてはならないと思います。