高級家電メーカー“ミーレ”の人気上昇中、未来世紀ジパング「池上彰が徹底解説「ドイツ急変!日本との関係は…」」放送動画の感想

2016年6月6日(月)に放送された未来世紀ジパング「池上彰が徹底解説「ドイツ急変!日本との関係は…」」は、一年ぶりにドイツが大特集された回です。2015年7月の未来世紀ジパングでは欧州の盟主として経済を牽引し順風満帆のドイツの強さが取り上げられていましたが、今回の未来世紀ジパングではドイツやメルケル首相の苦境が紹介されていました。

未来世紀ジパングで紹介されていたドイツの高級家電「ミーレ」の製品はネット通販でもお取り寄せ購入が可能です。
楽天市場で販売されているミーレの家電品はこちら

ドイツでは現在、ノンアルコールビールの需要が急増し「ノンアルコールビール戦争」が巻き起こっているそうです。飲料では鹿児島県の下同園がドイツに進出したことで、抹茶人気も急上昇しています。抹茶入りのグリーンソーセージも大人気とのこと。

排気ガス不正問題でドイツの国民車でもあるフォルクスワーゲンの売り上げとブランド力が低下していますが、番組を見る限りフォルクスワーゲンの城下町ヴォルフスブルクはそこまで悲観的な雰囲気ではありません。フォルクスワーゲンのソーセージが人気になるなど、どことなく明るいイメージを受けました。

フォルクスワーゲンやBMWなどの自動車メーカー、そしてアディダスやボッシュといった著名企業を抑え、2015年にドイツ人が選ぶ国を代表する企業ランキング第1位に輝いたのが、1899年創業の家電メーカー「ミーレ」です。日本にも目黒と表参道にショールームがあります。

ミーレは洗濯機や食洗機、掃除機、冷蔵庫など、美しいデザインと最先端の機能性、高耐久性を兼ね備えた家電品を製造・販売しているグローバル企業です。ミーレの家電品には愛好家が多く、アップルの故・スティーブ・ジョブズ氏や香川真司選手も愛用しているそうです。

番組最後に取り上げられていたのが、ドイツの難民問題です。池上彰さんが伊勢志摩サミットでドイツ人記者に突撃取材されていましたが、ドイツにとって若い難民の増加や難民対策費は経済を押し上げる効果もある、との回答もありました。

未来世紀ジパングの公式サイト上ではWEB限定の特別動画として、難民問題が取り上げられています(⇒未来世紀ジパングのWEB限定動画はこちら)。シリア出身の英語教師オダイさんは難民200人と4か月に渡り共同生活をした後、新しく作られたコンテナ共同住宅で難民申請が通るのを待ち続けているそうです。

ドイツ経済やメルケル首相の人気は確かに今は下降傾向にあるかもしれませんが、メイド・イン・ジャーマニーの強さや、難民を受け入れ支援する懐の深さ、そして勤勉なドイツ人の働き方を見る限り、経済も人気もV字回復してくると個人的に感じています。

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